仮想通貨取引所Binance(バイナンス)は取り扱うコインの種類が多いことで知られていますが、日本で利用できないとの噂があり実際にはどうなのか気になるところです。

この記事では、なぜBinanceが日本人の登録が停止されているのか解説し、信頼性や安全性についても検証していきます。
また、Binanceの口座開設方法や使い方、入金方法などを紹介し、初めて利用する人にも分かりやすく解説します。
Binanceを利用するときは信頼性や安全性をきちんと確かめ、トラブルなく取引できるようにしていきましょう。
- Binance(バイナンス)の日本人利用について
- Binance(バイナンス)の信頼性や安全性について
- Binance(バイナンス)の特徴
- Binance(バイナンス)の口座開設方法や使い方
もくじで見る
Binance(バイナンス)は日本人の登録が停止されるのか?

Binance(バイナンス)は2022年11月30日に、日本国内からの新規ユーザー登録を停止することを発表しました。
国内で仮想通貨取引所を運営する「株式会社サクラエクスチェンジビットコイン(SEBC)」の全株式を、Binance(バイナンス)が取得することにより同社は日本市場への進出が確定しました。
Binance(バイナンス)日本進出により、今後は日本の金融庁の規制対象組織として活動し、正式に日本人向けのサービスを提供することが予想されます。
Binance(バイナンス)の信頼性・安全性は?
Binance(バイナンス)は2017年7月に設立された、まだ歴史が浅い仮想通貨取引所です。
Binance(バイナンス)の概要をまとめた表は、以下の通りです。
会社名 | Binance Holdings Limited |
代表者 | チャンポン・ジャオ(CZ) |
本社 | マルタ島 |
金融ライセンス | フランス、バーレーン、ニュージーランド |
創業時期 | 2017年7月 |
資本金 | 不明 |
取引方法 | 現物取引/先物取引/信用取引 |
Binanceは2021年6月に金融庁から警告を受けた際、本人確認や二段階認証を徹底したことにより、不正行為が不可能なためセキュリティ対策が万全だといえます。
また、フランスやバーレーン、ニュージーランドで金融ライセンスを取得し、信頼性や安全性が高い仮想通貨取引所です。
Binanceのメリットは以下の4つがあり、Twitterでも取り上げられています。
- 取引手数料が安い
- 取引所のセキュリティが万全
- 取り扱い通貨が豊富
- 取引所独自のトークンを取り扱っている
反対に、Binanceのデメリットは以下の2つがあるため、きちんと確かめてから利用することが重要です。
- 日本円を入金できない
- 中国の規制が厳しく影響を受ける可能性がある
以上のように、Binanceは海外の仮想通貨取引所で日本人には使いづらいと思われがちですが、信頼性や安全性が高くメリットを知ると安心して利用できるといえます。
Binance(バイナンス)3つの特徴
Binanceは以下の3つの特徴があり、利用する前に確かめると安心して取引できます。
- ゼロカットシステムを採用している
- 日本語対応のため初心者にも使いやすい
- サーバーが強くプロトレーダーも安心して利用できる
また、1日の取引が760億ドルを超え、取り扱うコインは600種類以上で登録者数は9,000万人を超えている仮想通貨取引所です。
しかし、海外の仮想通貨取引所は安全性や信頼性が高く、取引の際にトラブルが起きないようにしないといけません。
このため、Binanceで口座開設し利用するときはそれぞれの特徴を確かめ、安心して取引できるようにすることが大事です。
1.ゼロカットシステムを採用している
Binanceはゼロカットシステムを採用しているため、急激な価格変動が起きても口座残高不足にならずに済みます。
証拠金を超えた損失が起きると口座残高はマイナスになりますが、その分の金額をBinanceが負担してくれる仕組みのことです。
一方、日本の仮想通貨取引所は口座残高不足になると追加証拠金が請求され、借金を作る可能性があります。
しかし、Binanceは入金額を超えて損することがないため、急激な価格変動を気にせずに取引できることがメリットとして挙げられます。
このため、借金を背負わずに安心して取引したいトレーダーにおすすめの仮想通貨取引所であるため、失敗してもリスクがありません。
2.日本語対応のため初心者にも使いやすい
Binanceは日本語に対応しているため、国内の仮想通貨取引所しか利用していない人でも慣れやすいといえます。
Binanceで気になることがあればチャットを使うと便利で、回答がすぐに来るため安心です。
海外の仮想通貨取引所は英語を使えないと利用できないものですが、Binanceではこのような心配をせずに済みます。
チャットは日本語にも対応しているため分からないことがあれば気軽に質問し、その都度解決していくと効果的です。
また、Binanceの仕様は初心者でも使いやすく、他の海外仮想通貨取引所よりもスムーズにできます。
このため、Binanceは日本人でも安心して取引できる仮想通貨取引所で、他社よりサポートが充実しています。
3.サーバーが強くプロトレーダーも安心して利用できる
海外の仮想通貨取引所を利用するときは国外への通信になるため、サーバーが弱いと約定までに時間を要します。
このため、最適なタイミングで注文を確定できるため、価格変動が激しいときに暴落することを防げて安心です。
反対に、サーバーが弱いと多くの注文が殺到すると落ちやすくなり、注文が通らないため不安になります。
また、Binanceは世界各国で多くのトレーダーがいますが、今までにサーバー障害を一度も起こしたことがなく信頼性が高い仮想通貨取引所です。
このため、スキャルピングなど短期間で多くの注文を出しやすくなり、海外仮想通貨取引所でありがちなデメリットを解消しています。
Binanceはサーバーが強くて取引をスムーズにでき、約定までにかかる時間が短いことが特徴です。
Binance(バイナンス)の口座開設手順
Binanceを利用するときは最初にアカウントに登録し、次に口座を開設する必要があります。
また、Binanceの口座開設はパソコンとアプリがあり、好みに合わせて使いやすいデバイスを選べます。
ただし、Binanceに登録し口座を開設するためには「メールアドレス」「本人確認書類」、「スマートフォン」等が必要です。
それではここから、Binance(バイナンス)の口座開設手順を詳しく解説します。
パソコンから口座開設する場合
最初にパソコンを用いた口座開設の流れですが、メールアドレスと本人確認書類、スマートフォンがなければできないため注意が必要です。
Binanceの公式サイトから口座を作るためには最初にアカウントを作成し、安心して利用できるよう認証しなければなりません。
しかし、以下の3つの手順を理解すると初心者にもスムーズにできますが、途中でエラーが出た場合は原因を確かめることが大事です。
- メールアドレスを入力する
- メール認証する
- モバイル認証する
パソコンはスマホアプリと比べると画面が広くて見やすく、通信速度が早くメインにするとスムーズに取引できます。
ただし、口座開設をスムーズにするためには注意すべきこともあるため、それぞれの工程ごとに確かめて戸惑わないようにしていきましょう。
それでは、Binance(バイナンス)にパソコンから口座開設する方法を解説します。
1.メールアドレスを入力する
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最初に、Binanceの公式サイトにアクセスし、居住地を選択する画面が出てくるため「日本」を選んで下にある「承認」ボタンをクリックします。
次に、画面が進むと下の部分に「個人アカウントの作成」ボタンがあり、クリックすると「メールアドレス」、「パスワード」の入力画面があります。
ただし、パスワードは単純で不正利用されやすいものを避け、自分だけ覚えやすい文字列にすることが重要です。
「メール」、「パスワード」の下にある項目は任意のため、最初のうちはチェックを付けずに送信するといいかもしれません。
2.メール認証する
次に、メール認証の画面が表示され、「メール認証コード」の下の部分にある「コードを取得」をクリックします。
その後、すぐに入力したメールアドレスに6桁の認証コードが送られ、そのまま「メール認証コード」の欄に入力し「提出」をクリックすると完了です。
もしメールが正常に届かない場合は、迷惑メールフォルダに入っていることもあるので確認しましょう。
6桁の認証コードは有効時間が30分しかなく、届いたメールを探してすぐに入力し「提出」をクリックしないといけません。
3.モバイル認証する
メール認証の次はモバイル認証になり、「電話番号認証コード」の欄に電話番号を入力してから「コードを取得」をクリックします。
その後、入力した電話番号にSMSで6桁の認証コードが届き、メール認証と同様に30分以内に「電話番号認証コード」の欄に入力し「提出」をクリックすると完了です。
しかし、電話番号が間違っていると認証コードが届かないため、お持ちのスマートフォンでSMSの履歴がなければ正確に入力し再送信する必要があります。
アプリから口座開設する場合
Binanceはスマホアプリもあり、パソコン以外のデバイスで取引をしたい場合にも対応できます。
口座開設の流れはパソコンと違い最初に公式アプリのダウンロードが必要になり、対応機種を確かめなければなりません。
スマートフォンはパソコンと比べると画面が小さいですが、電車の中などにスキマ時間で取引できて便利です。
しかし、パソコンのように通信速度が早くないため、最適なタイミングで取引ができないこともあります。
アプリから口座開設する場合はパソコン版とアドレスが異なり、一緒にできないため注意が必要です。
このため、最初にどちらで取引するか決めてから口座を開設し、スムーズにできるようにしないといけません。
- Binance(バイナンス)アプリをダウンロードする
- アカウント登録する
- 認証する
それでは、Binance(バイナンス)にアプリから口座開設する方法を解説します。
1.Binance(バイナンス)アプリをダウンロードする
スマホアプリでBinanceを使うためにはダウンロードが必要になるため、App Store、Android、Google Playの3つの方法があります。
以下からBinance(バイナンス)アプリを取得できます。

ただし、利用するスマートフォンやiPhoneの機種によって対応できる方法が異なり、していなければ利用できないため注意が必要です。
また、こちらのリンクからアクセスするとバーコードがあり、そのままスキャンするだけで使えるため登録画面にスムーズに移行できます。
2.アカウント登録する
アプリをダウンロードすると開くと左上にある「ログイン/登録」をクリックし、ログイン画面に切り替わると右上にある「登録」をクリックします。
登録画面はメールアドレスとパスワードの欄がありそれぞれ入力し、下の部分にある「バイナンスの利用規約」を確認し「わかりました」の部分にチェックを付けます。
次に、セキュリティ認証の画面に切り替わりパズルの画面になり、スライドさせて完成させ本人が操作していると証明してから完了です。
3.認証する
登録後に「認証」の画面に切り替わり、「コードを取得」をクリックすると入力したメールアドレスに届きます。
その後、届いた認証コードを入力しますが、なければエラーがあるため再送信をクリックして再確認します。
それでも届いていないときはメールアドレスそのものに間違いがあり、最初からやり直すようにしましょう。
また、メール認証の次にモバイル認証もあるため、電話番号にSMSで届いた認証コードを入力すると完了です。
Binance(バイナンス)の使い方や入金方法
Binanceは海外の仮想通貨取引所のため、入金する際には直接日本円でできず仮想通貨を購入する必要があります。
使い方は以下の4段階になるため利用する前に流れを確かめ、スムーズに取引できるようにすると効果的です。
- アカウント登録
- 2段階認証
- 送金する
- Binanceで仮想通貨を購入する
しかし、最初のうちは入金額をなるべく少なくする方法がおすすめであり、なぜなら送金先のアドレスミスや取引失敗のリスクを減らせるためです。
1.アカウント登録
最初に、Binanceは日本円で直接入金ができないため、アカウントを作り仮想通貨を購入してから送金する必要があります。
会員登録は公式サイトから無料でできますが、本人確認をするため運転免許証など身分証明書が必要です。
また、アカウント登録は最初にパスワードとメールアドレスを設定し、メールと電話番号で認証する流れになります。
しかし、アカウントの作成はスムーズに進めば5分で完了するため、今すぐに取引をしたい場合にも最適です。
2.2段階認証
次に、アカウント登録後に2段階認証があり、第三者から不正にアクセスされないようにします。
2段階認証はSMSまたはGoogle認証アプリ、セキュリティキー、メールアドレスがあり、4つの中から好みに合わせて選択します。
しかし、Google認証アプリ以外はログインのたびに認証コードが求められるため、手間がかかることを覚えておきましょう。
一方のGoogle認証アプリは2段階認証を一括して管理できるため、手間を省きたい人におすすめです。
3.送金する
次に、Binanceに送金する方法は3つあり、銀行振込とクレジットカード以外に国内取引所で仮想通貨を購入して送ることです。
ちなみに、Binanceは海外仮想通貨取引所であるため、銀行振込では日本円に対応していません。
このため、実質的にクレジットカードまたは国内取引所からの送金に限定されるため、この中から好きな方法を選ぶことになります。
ただし、クレジットカードは手数料が高くなるため、無駄な出費を減らすためには国内取引所から仮想通貨を購入して送金する方法がおすすめです。
4.Binanceで仮想通貨を購入する
Binanceにクレジットカードで送金した場合はそのままでは取引ができないため、Binanceで仮想通貨を購入する必要があります。
また、Binanceは多くの仮想通貨を取り扱っていますが、おすすめのコインはビットコイン、イーサリアム、バイナンスコインがあります。
ちなみに、バイナンスコインはBinanceで手数料が安く少ない金額での両替が可能で、余分な出費を減らすなど臨機応変に使えるためおすすめの仮想通貨です。
まとめ
Binance(バイナンス)は、日本国内からの新規ユーザー登録を停止することを2022年11月30日に発表しました。
同時に、Binance(バイナンス)日本進出がほぼ確定しているため、今後に期待できます。
- Binance(バイナンス)は、日本国内からの新規ユーザー登録を停止することを発表した
- Binance(バイナンス)は、複数の国でライセンスを取得しているため安心できる
- Binance(バイナンス)は手数料が比較的安く、セキュリティも万全
- Binance(バイナンス)は日本円を直接入金できないが、国内取引所で仮想通貨を購入して送金するとスムーズにできる
- Binance(バイナンス)は、スキャルピングに対応できるサーバーを持ち、さらにゼロカットシステムを採用している
また、口座開設はパソコンとスマホアプリからできるため、トレードスタイルに合わせて口座開設しましょう。