Binanceは暗号資産取引所として、取引通貨数も幅広く使い勝手もいいため、多くの日本人ユーザーが活用しています。
そんな人気の同社では、複数のセキュリティ対策を講じており、ユーザーのちょっとしたミスが重なるとログインできないケースに陥ってしまいます。
急にログインできなくなると、心配になって余計にログインしたくなると思いますが、まずは原因の特定と正しい対処法を身につけるのが大切です。

ここでは、Binanceにログインできない原因とその対処法を解説します。
- Binance(バイナンス)にログインできない場合の原因と対処法
- Binance(バイナンス)へのログイン手順
- Binance(バイナンス)にログイン時の2段階認証について
- Binance(バイナンス)にログインできない時の問い合わせ方法について
- Binance(バイナンス)の不正ログインやフィッシング詐欺について
もくじで見る
Binance(バイナンス)にログインできない7つの原因と対処法
Binanceにログインできなくなる原因は、主に7つ挙げられます。
- パスワードが違う
- メールアドレスが違う
- Binanceへアクセスできない国から利用を試みている
- ユーザーのアカウントが制限されている
- Binanceのサーバーが落ちている
- 日常使いの端末外からアクセスを試みている
- 2段階認証コードが誤っている
原因が異なることで、それぞれの対処法も異なってくるため、ログインできなくなった場合はひとつずつ検証しながら進めていくことをおすすめします。
1.パスワードが違う
Binanceへログインできない最も多い原因として、パスワードを失念してしまうことが挙げられます。
パスワードを忘れてしまうと、残念ながらログインできません。
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パスワードを忘れた際の対策として、Binanceのログイン画面左下に表示されている「パスワードを忘れていませんか?」から、パスワードを再発行する必要があります。
パスワードのリセット画面に替わるので、メールアドレスを入力します。
間違いないことをチェックし、「次へ」をクリックすると、パズル画が表示されるので、1ピースをスライドして表示されたパズルを完成させてください。
パズルを完成させると、認証画面になります。
登録メールアドレスに認証コードが届きますので、届いた認証コードを入力して「提出」をクリックすると、新しいパスワード入力画面になります。
認証コードが、登録メールアドレスに届かない場合は、「コードを送る」をクリックして再送してください。
新しいパスワード入力画面で、「新しいパスワード」と「パスワードを確認」の入力をし、
「送信」すれば、パスワード変更は完了となります。
手順後は、再度ログイン画面に戻り、新しく設定し直したパスワードを入力することでログイン可能になります。
注意点として、パスワード変更後はセキュリティの関係上24時間の出金が制限されるのでご注意ください。
2.メールアドレスが違う
Binanceにログインできない理由として、登録アドレスとは異なるメールアドレスが入力されることでログインできない事態が発生しており、パスワードの失念と同様に多いケースです。
Binanceに登録していたメールアドレスと、機種変更や環境変化等によるメールアドレスの変更がBinance登録データに反映されていない場合に発生しやすくなっています。
対策として、以前使っていたメールアドレスで同社へのログインができないかをチェックすることをおすすめします。
それでもうまくログインできない場合や、登録メールアドレスが分からない・使えなくなっている場合は、Binanceのサポートセンターへ問い合わせて指示を仰ぐことになります。
3.Binanceへアクセスできない国から利用を試みている
Binanceは国によってはアクセスができず、取引はもちろんログインすらできない国があります。
Binanceでは、インターネット上の住所にあたる「IPアドレス」によるアクセス拒否設定しており、アメリカや中国からはBinanceに取引やアクセス自体が不可能になっています。
そのため、アクセス拒否されている国へ滞在中はBinanceへの取引・ログインが一切できないので事前にポジションを解消しておくなどの対策が必要です。
4.ユーザーのアカウントが制限されている
Binance側がユーザーのアカウント保護を名目に、一時的にアカウントに制限をかけていることでログインできないタイミングがあります。
原因として考えられるのは、Binanceが定めるガイドライン違反によるものや、ログインエラーを頻繁に起こしてしまうなどの操作ミスが挙げられます。
同社では、セキュリティの関係から5回連続でログイン情報を間違えると一定時間のログインに対してセキュリティロックがかかります。
ユーザーアカウントが制限されてしまうと、「アカウントは無効にされました」「アカウントを無効化」という表示が出て、この状態のままでは再度アカウントへログインができません。
対策として、画面に表示されている「今すぐ再有効化」をクリックし、ページが替わりアカウントの再開に進むので、セキュリティ検証を進めてアカウント解除を進めてください。
手順としては、はじめに「メールの認証」をし、続いて「本人確認」の順番となります。
メール認証は、ページ内の「コードを送信」をクリックしてメール認証コードを受け取り、入力します。
受け取った認証コードを、入力後に「提出」をクリックしてメール認証は完了となります。
本人確認は、パスポートや運転免許証などの身分証明書をスマートフォンで撮影し、画像をアップロードしてください。
画像アップロードが完了したら、顔認証して手続きは完了となります。
Binance側でデータの照合をしたのちにアカウント解除となりますが、解除までには3営業日前後かかる場合があるため、操作ミスによるアカウント制限は避けることをおすすめします。
5.Binanceのサーバーが落ちている
Binanceにログインできない原因として、サーバーが落ちていることによりログインできない可能性が考えられます。
パスワードやメールアドレスなどログイン情報に、2段階認証全てが正しく入力できているにもかかわらずログインできない場合は、同社のサーバーが落ちているかアクセス集中により一時的にログインできない可能性があります。
サーバーが落ちている場合は、ログインはもちろんアクセスもサポートセンターも繋がりません。
対策として、一時的なアクセス集中の可能性もあるため時間を変えてアクセスが落ち着くのを待ちましょう。
6.日常使いの端末外からアクセスを試みている
Binanceでは、日常使いの端末外からのアクセスをセキュリティの関係から一部制限しています。
この処置は、同社が不正ログイン防止の観点で対策を講じているものであって不具合ではありません。
また複数端末から同時期に、頻繁にアクセスすることでログイン制限が発生する場合もあります。
対策として、Binanceではパソコンからのアクセスが推奨されているので、違う端末でのアクセスを極力回避し、日常使いの端末からアクセスすることを心がけてください。
7.2段階認証コードが誤っている
Binanceでは、2段階認証してログインできますが、2段階認証コードが誤っていることによるログインエラーが発生している場合があります。
2段階認証コードを、単純に入力ミスしてログインできない場合や、認証アプリとのタイミングや不具合が考えられます。
対策として、Binance用の認証コードが正しく入力されているかチェックすることと、2段階認証ページにある「セキュリティ認証を利用できませんか?」をクリックして進める手段があります。
新たなページでは、セキュリティアイテムのリセットページに移動します。
移動後の画面に表示されている、2段階認証ができない問題の項目をチェックして「リセットを確認」で進んでください。
この際、アカウント保護の名目によりリセット後の24時間は、出金を含めた一部機能に制限がかかるので注意してください。
「Google Authenticator」のアプリを2段階認証で活用している場合は、60秒ごとにパスワードが更新されるので、古いパスワードを入力していないかも合わせてチェックすることをおすすめします。
Binance(バイナンス)のログイン手順
Binanceは、3つのステップでログイン可能です。
- Binance公式ページにアクセスする
- メールアドレスにパスワードなどログイン情報を入力する
- 2段階認証を実施する
パソコンからでも、スマートフォンからでも同じ手順でログインできますが、ログインに失敗を繰り返すとロックがかかってしまうこともあるので、間違えないように事前にチェックしておくのをおすすめします。
パソコンからログインする手順
ここでは、Binance(バイナンス)にパソコンからログインする手順を解説します。
- Binance公式ページにアクセスする
- ログイン情報を入力する
- 2段階認証を実施する
それでは1つずつ順番に解説します。
1.Binanceの公式ページにアクセスする

Binanceの公式ページにアクセスし、画面右上にある「ログイン」をクリックしてログイン画面に進みます。
2.ログイン情報を入力する

バイナンスログインで、メールか電話番号を入力して「次へ」で進むか、GoogleアカウントやAppleアカウントと連携していればそちらからでも進めます。
また、QRコードをバイナンスモバイルアプリでスキャンしてログインすることも可能ですので、都合の良い方法で進めてください。
3.2段階認証を実施する

画面が切り替わり、セキュリティ認証となりますので、認証アプリから認証コードを取得して入力してください。
正しく入力がされると、「提出」を押さずとも自動でログインとなります。
スマホ・アプリからログインする手順
ここでは、Binance(バイナンス)にスマホ・アプリからログインする手順を解説します。
- アプリを起動し、ログインする
- ログイン情報を入力
- セキュリティ認証する
それでは1つずつ順番に解説します。
1.アプリを起動し、ログインする

Binanceアプリを起動し、画面左上に表示されている家のマークをタップします。

タップすると、ログイン画面が表示されますのでそちらを選択してください。
2.ログイン情報を入力
次に、バイナンスログイン情報を入力していきます。

電話番号かメールアドレスを入力して「次へ」へ進むか、Googleアカウント・Appleアカウントで続けるでも紐づいていれば可能なのでログインしやすい方法を選択してください。
3.セキュリティ認証する

Binanceで認証登録した認証アプリを開き、表示されている認証コードを入力し、「提出」をタップして間違いがなければログインとなります。
Binance(バイナンス)ログイン時の2段階認証方法
Binance(バイナンス)では、大切な資金を24時間Webサービス上で預けており、セキュリティ面でリスクがあるため、ログイン時に必要な2段階認証が設定できます。
2段階認証を設定することで、別端末に送信されるコードを入力しなければログインできず、Webサービスにおけるセキュリティを2段階認証を設定していない状態と比較して飛躍的に高められます。
- Google認証
- SMS認証
- メールアドレス認証
- セキュリティキーによる認証
ここでは、Binanceでどのような2段階認証サービスを利用できるのかを解説していきます。
1.Google認証

Google認証では、同社が用意している「Google Authentictor」を使って2段階認証します。
スマートフォンに無料でダウンロード・利用ができる上、日本国内にある暗号資産取引所や他のサービスでも活用しているケースが多く、利便性も高い認証アプリとなっています。
2.SMS認証
SMS認証は、電話番号を利用した2段階認証です。
Binanceに登録した電話番号宛てに、認証コードがSMSで届くのでチェックし、届いたコードを入力することで簡単に認証できます。
Binanceに登録した電話番号を誤って登録してしまうと、認証コードが受け取れずにログインできなくなるので、登録時は絶対に間違わないようチェックするのをおすすめします。
3.メールアドレス認証
メールアドレス認証は、Binanceに登録したメールアドレスに届く認証コードを入力して2段階認証する方法です。
SMS認証同様に、Binanceでの登録アドレスが間違っていると、認証コードが受け取れずにログインできなくなるので、登録時は絶対に間違わないようチェックするのをおすすめします。
4.セキュリティキーによる認証
セキュリティキーによる認証は、認証専用のハードウェア認証デバイスを活用したログイン方法です。
Binanceでは、ハーウェア認証デバイスとしてYubiKeyを推奨しており、事前に購入しておく必要があります。
Binance(バイナンス)にログインできない時の問い合わせ方法
Binanceにログインできないときは、サポートセンターに問い合わせる必要があります。
ログインできない7つの原因でもログインできない場合は、原因の特定は難しいためサポートセンターに問い合わせた方がスムーズに解決するかもしれません。
サポートセンターへの問い合わせは、同社の公式ホームページにアクセスしてください。

公式ホームページの画面右下にあるアイコンをクリックして、サポートセンターに繋がり、チャット画面が表示されるので、表示されている中から該当する問い合わせ内容を選択してください。

該当項目がない場合は、画面下部に直接問い合わせ内容を入力してチャットでの問い合わせを開始してください。
Binance(バイナンス)の不正ログインやフィッシング詐欺
Binanceに限らず、海外暗号資産取引所を利用する上で、不正ログインやフィッシング詐欺といった危険性が常に付きまとうため、これらを防がなければ資金を失う可能性があります。
そもそも、こうした不正ログインやフィッシング詐欺は、どういった手口で行われるのでしょうか。
不正ログインやフィッシング詐欺の手口を理解することで、防御力を高めて未然に防げるようになるので、事前にチェックしておくのをおすすめします。
不正ログイン
不正ログインとは、第三者がユーザーになりすましてユーザーのIDでログインすることを指します。
ユーザーが許可していないにもかかわらず、第三者が勝手にユーザーIDでログインしてしまうため、不正ログイン後はユーザーと同じ状況で口座を使えてしまうため、ウォレット内の資金を別ウォレットに出金される被害に遭ってしまいます。
不正ログインの原因として挙げられるのは主に2つです。
- パスワード漏洩
- パスワードを破られる
パスワード漏洩は、ユーザー側・Binance側どちらからでもありえますが、強固なセキュリティを構築している同社よりも圧倒的にユーザー側のパスワード漏洩のケースが多いのが現状です。
パスワードを破られるケースでは、使いまわしているパスワードや簡易的なパスワードが破られてしまい、不正ログインされる場合があります。
同社では、ログインのたびに登録メールアドレスに通知が流れるので、ユーザー自らがログインしていないタイミングで通知が届いたら不正ログインを速やかに疑ってください。
また、パスワードの使い回しや簡易的なパスワードはセキュリティ観点から防御力が低い上、同社以外にも被害が及ぶ可能性もあるため避けることをおすすめします。
万が一、ユーザーの知らないIPアドレスからのログインが発覚した際は、Binanceサポートへ速やかに連絡し、パスワード変更してください。
フィッシング詐欺
フィッシング詐欺とは、公式サイトに似た詐欺サイトへアクセスさせ、ログインIDやパスワードを抜き取る手口を指します。
詐欺サイト自体は、公式サイトを模倣して作成されていることから非常に巧妙で一見すると見分けがつかない場合も多く、非常に厄介です。
詐欺サイトに引っかからないためには大きく3つの対策があります。
- 公式アプリの活用や公式サイトをブックマークしておく
- 「バイナンス認証」でドメインチェックする
- 同社が提供しているフィッシング対策コードを活用する
公式アプリからのアクセスや、パソコンの場合は公式サイトをブックマークしておき、ブックマークからアクセスすることでフィッシング詐欺を防げます。
検索エンジン等で検索してしまうと、詐欺サイトがヒットする可能性があり、誤って詐欺サイトへアクセスしてしまう可能性があるため、それを防ぐ狙いがあります。
「バイナンス認証」は、ログインしようとしているサイトのURLが、同社公式のものかをチェックできるツールを無料で設定できるので、パソコンからアクセスする場合はこの認証を取得しておくのをおすすめします。
「バイナンス認証」はこちらから取得可能です。
また、Binance(バイナンス)が提供しているフィッシング対策コードを活用することで、フィッシング詐欺対策を講じることが可能です。
このフィッシング対策コードを活用することで、同社へログインするたび送られてくるメールに、ユーザーが設定したキーワードを追加できる機能を指します。
この機能を使用することで、ユーザーが設定したキーワードを含んだメールだけを公式と判断できるので、フィッシングサイトへ誘導するような偽アカウントからのメールもキーワードがないことで排除できます。
まとめ
Binanceは、多くの日本人ユーザーがトレードしている人気海外仮想通貨取引所でセキュリティ対策も複数用意されています。
しかし、ユーザー側のセキュリティ対策を怠ってしまうことで、不正アクセスやフィッシング詐欺に引っかかり資金を失うリスクも伴います。
- Binance(バイナンス)にログインできない場合は、基本的にパスワードかメールアドレスを間違えている
- Binance(バイナンス)へのログイン方法には、パソコンとスマホ・アプリからのログイン方法がある
- Binance(バイナンス)ログイン時に2段階認証が設定できる
- Binance(バイナンス)の不正ログインやフィッシング詐欺を覚えておくことが重要
また、セキュリティ対策がしっかりされている同社へのログインは、ちょっとしたミスを繰り返してしまうことでログインできなくなってしまう場合もあり、自己責任を大きく伴う口座です。
セキュリティー対策した上で、間違いない手順を踏んでいけば非常に使い勝手の良い取引所なので、しっかりと理解し運用するのをおすすめします。