
gemforex(ゲムフォレックス)は日本語での取引サポートが充実していたり、様々なボーナスが貰えることで人気の海外FX業者です。
国内FXに比べ高いレバレッジがかけられ、資金効率良く取引できる特徴があるため、日本のトレーダーからも人気があります。
この記事では、そんなgemforexで法人口座を開設するメリットや、法人口座の開設方法について解説します。


- gemforexの個人口座と法人口座の違い
- gemforexで法人口座を開設するメリットとデメリット
- gemforexで法人口座を開設する方法
- 口座開設時のよくある質問と注意点
もくじで見る
gemforexの法人口座と個人口座の違いは?
それでは最初に、gemforexの法人口座と個人口座の違いについて解説します。
法人口座の場合だと何か制限があったり、逆に大きな取引ができるよう優遇されたりするのか気になる方も多いと思います。
結論から言うと、法人口座と個人口座に取引スペックの面で特別な差はありません。
どちらも最大1,000倍のレバレッジをかけながらトレードができるので、各種ボーナスを受け取りながらお得に取引を始められます。
ではどのような点が個人口座と異なるかというと、主に以下の2点が挙げられます。
- 法人口座は税金面でメリットがある
- 口座開設時に必要な本人確認書類が異なる
特に法人口座を開設すると、税金面で大きなメリットがあります。
gemforexの法人口座を開設する4つのメリット
gemforexでFXトレードする場合、法人口座を開設すると具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここからは、gemforexの法人口座を開設するメリットを解説します。
- 個人口座に比べ税率が低くなることがある
- 他事業との損益通算が可能
- トレードによる損失を最長9年繰り越せる
- 経費として計上できる種類が増える
gemforexで法人口座を開設するそれぞれのメリットについて、1つずつ順番に解説していきます。
1.個人口座に比べ税率が低くなることがある
そもそも個人口座と法人口座では、適用される税率が異なります。
個人口座 | 法人口座 | |
---|---|---|
税制 | 所得税 | 法人税 |
適用税率 | 5~45% + 住民税10% | 15~23.2% + 地方法人税、法人住民税、法人事業税 |
個人口座の場合、累進課税が適用されるため、最大で45%の所得税が課せられます。
また、所得税の税率は所得額によって7段階に分けられます。
課税所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1千円から194.9万円まで | 5% | 0円 |
195万円~329.9万円まで | 10% | 9.75万円 |
330万円から694.9万円まで | 20% | 42.75万円 |
695万円899.9万円まで | 23% | 63.6万円 |
900万円から1,799.9万円まで | 33% | 153.6万円 |
1,800万円から3,999.9万円まで | 40% | 279.6万円 |
4,000万円以上 | 45% | 479.6万円 |
課税所得に応じて上記の税率が適用され、それに加えて住民税10%が課税されます。
ですので個人口座の場合は、最大で55%もの税金が課せられます。
一方、法人口座の場合は法人税が適用されます。
法人税は会社の資本金額や所得総額によっても異なりますが、最大で23.2%までとなります。
加えて法人口座では、地方法人税や法人住民税、事業税などがかかります。
これらの合計の税率(実効税率)は、30~35%程で、そこに7~8万円を足したものが法人の納税額となります。
このように個人口座と法人口座では、それぞれの最大税率に大きな差があります。
利益が少ないうちは個人口座の方が納税額は少なくて済みますが、FXで大きな利益が出ている場合は、法人口座を開設した方が税制面での優遇を受けられます。
2.他事業との損益通算が可能
法人口座の場合は、他事業との損益通算ができる点もメリットの1つです。
損益通算とは、同じ年の利益と損失を相殺すること。
例えばトレードによる損失が出てしまった場合、他の事業で出た利益から損失分を引いて所得額を計上でき、その分納める税金の額を減らせます。
逆にFXで得た利益で、他事業の赤字を補うことも可能です。
実はこの損益通算は個人口座でも可能ですが、法人口座の場合は損益通算できる事業の範囲が広がります。
個人口座がFX同様、「雑所得」のみ損益通算できるのに対し、法人口座では会社のすべての利益において損益通算できます。
個人口座 | 法人口座 |
---|---|
「雑所得」のみ損益通算可能 | 会社のすべての利益において損益通算可能 |
FXの他に利益がある場合は、損益通算により節税効果が期待できます。
3.トレードによる損失を最長9年繰り越せる
法人口座の場合、損益通算の他にも損失繰越ができるのも魅力です。
損益通算しても控除しきれない損失について、確定申告により翌年以降に損失額を繰り越し、利益から控除できる制度のこと。
この損失繰越を利用すれば、FXで損失が出た場合でも将来の利益と赤字を相殺できます。
仮に今年100万円の損失が出たとします。
その場合損失繰越により赤字を繰り越し、翌年300万円の黒字が出た場合には、利益を相殺して200万円分の利益だけ課税対象として計上できるのです。
損失繰越を活用することで、課税対象額を軽減できるため、非常に大きな節税効果が得られます。
国内FXの場合は個人口座においても3年間損失繰越可能ですが、海外FXでは総合課税で計算するため、個人口座で損失繰越はできません。
しかし法人口座であれば損失繰越ができ、その対象期間も9年間にわたり損失を繰り越せます。
個人口座 | 法人口座 |
---|---|
3年間 (ただし海外FXは損失繰越不可) | 9年間 |
長ければ長いほど赤字を相殺できる可能性が増えるため、法人口座により損失繰越ができれば節税面で大きなメリットとなります。
4.経費として計上できる種類が増える
法人口座を開設することで、個人口座の場合より多くの項目が経費として認められます。
法人口座を開設した場合は、積極的に経費計上することで課税対象額を抑えられ、節税に繋がります。
例えばFXトレードにより300万円の利益が出た場合でも、経費が100万円分あれば課税所得は200万円となり、この200万円に対して税金を支払います。
法人口座で経費として計上できるのは、下記のような項目です。
- 役員報酬
- 支払家賃
- 保険料
- 交通費
- 退職金など
この中でも法人化で代表的な節税方法と言えば、「常勤役員への役員報酬」による節税です。
例えば配偶者に仕事を分担することで、配偶者を常勤役員とし、役員報酬を支払うことも可能です。
仮に500万円の利益が出た場合、そのままだと課税対象は500万円となります。
しかし自分と配偶者に250万円ずつ役員報酬を支払った場合、それぞれに対して給与所得控除が発生します。
250万円の給与所得には、20%+8万円で58万円分の給与所得控除が得られ、2人で116万円分が控除されます。
つまり、この116万円分が課税対象から外れ、残りの384万円に対してだけ税金を支払えばよいので、節税につながるのです。
ただし役員報酬や給与は、全額が経費として計上できないケースもあるので注意して下さい。
個人口座でもFXに掛かった費用は経費計上できますが、法人化すればより多くの経費を計上できます。
FXでは通常経費が掛かる項目が少ないので、法人化して少しでも経費計上できる項目が増えると、節税効果は高まります。
gemforexの法人口座を開設する4つのデメリット
これまで法人口座を開設するメリットを紹介してきましたが、法人口座の開設にはデメリットもあります。
ここからは法人口座を開設するデメリットについて紹介していきます。
- 法人設立や維持に手間とコストがかかる
- 利益を自由に引き出せない
- 役員報酬の変更が容易にできない
- 個人口座に比べ確定申告が複雑
それぞれのデメリットについて、詳細を解説していきます。
1.法人設立や維持に手間とコストがかかる
法人の設立や維持にはそれなりの費用がかかりますが、これが大きなデメリットとなります。
まず設立にかかる費用ですが、法人の設立には登記が必要です。
株式会社や合同会社など会社の形態により設立費用は異なりますが、主に以下のような費用がかかります。
- 定款の収入印紙代:約4万円(ただし電子定款の場合は0円)
- 定款の認証手数料:3~5万円(資本金額により変動)
- 定款の謄本手数料:0.2万円(250円/ページ)
- 登録免許税:15万円、もしくは資本金額の0.7%のどちらか高い方
株式会社で20万円前後、合同会社でも10万円前後の設立費用がかかり、これらを外部に依頼する場合は更に10万円程の費用が掛かります。
そのほか、設立後も維持のために次のような固定費がかかります。
- 法人住民税:7万円~(均等割)
- 税理士、社労士費用
- 社会保険料
法人住民税は法人税と異なり、会社が赤字でも最低7万円を支払わなければいけません。
また、法人化すると決算時などの税務手続きも複雑化するため、税理士に手続きを依頼してその分報酬を支払うのが一般的です。
こういった税理士や社労士に対する費用も発生します。
加えて創業者も含め、社会保険の加入対象となるため、会社が社会保険料を折半して支払わなければなりません。
まだ大きな利益が出ないうちは、これらの会社設立の費用や維持費が大きな負担となります。
2.利益を自由に引き出せない
法人口座では海外FXで利益が出ていても、自由に引き出せないというデメリットがあります。
利益の引き出しは、事前に設定しておいた役員報酬のみ可能となります。
法人の利益と個人の資産は明確に区別されるので、たとえ創業者や社長であっても、法人口座から自由にお金を引き出せません。
もし法人口座の利益を勝手に引き出すと、横領になる可能性もあるのでやめておきましょう。
3.役員報酬の変更が容易にできない
前述したように海外FXで得た利益は、毎月一定額の役員報酬という形で受け取れます。
しかしこの役員報酬は、原則としてその事業年度の開始から3か月以内に決定しなければなりません。
ですので役員報酬の決定後は、増額はもちろん、減額もできなくなっています。
以降は毎月同じ額での支払いとなるため、「今月はいくらで、来月は~」と毎月報酬額を変えるようなこともできなくなっています。
厳密には事業年度開始から4か月以降でも役員報酬の変更は可能ですが、その場合差額分の損金算入できなくなります。
損金算入ができなくなると節税面でのメリットがなくなるので、基本的には新たな事業開始年度まで待ってから役員報酬を変更するのがおすすめです。
4.個人口座に比べ確定申告が複雑
FXトレードである程度利益が出ると、個人同様に法人でも確定申告が必要です。
しかし法人の場合、個人で確定申告する場合に比べ内容が複雑になります。
法人が行う納税申告には、以下の5つがあります。
- 法人税
- 消費税
- 地方法人税
- 法人事業税
- 法人住民税
これら一つひとつについて申告書や添付書類の作成が必要となり、かなりの手間がかかってしまいます。
そのため、税理士を雇って必要書類を作成するのが一般的ですが、決算用の申告書の作成だけでも20万円前後かかり、そこそこの負担となります。
確定申告が複雑で手間がかかり、たとえ赤字でもこれらの費用はかかってしまう点は、法人口座開設のデメリットと言えます。
gemforexの法人口座を開設する方法
法人口座開設のメリットとデメリットを把握したところで、ここからは実際にgemforexで法人口座の開設方法を紹介していきます。
法人口座の開設も、基本的に個人口座を開設する場合と大きく異なる点はありません。
gemforexでの法人口座開設には以下の5つのステップがあります。
- 口座開設に必要な書類を準備する
- 口座開設フォームにアクセスする
- 必要事項を記入・選択する
- gemforexからの口座開設完了メールを確認する
- 本人確認書類の提出
すべてのステップについて、画像付きで1つずつ詳しく解説していきます。
1.口座開設に必要な書類を準備する
口座開設の際に慌てなくて済むように、まず必要書類をあらかじめ手元に準備しておきましょう。
法人口座を開設するには、以下の書類が必要です。
- 代表者の身分証明書
- 会社登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
- 身分証明書とその本人が一緒に写っている写真
これらの書類は後ほど画像データをアップロードして提出しますので、予めスキャンデータかスマホ等で撮影しておきましょう。
代表者の身分証明書は、パスポートや運転免許証などになります。

有効期限内のものでないと、証明書として認められないので注意して下さい。
会社登記簿謄本は「履歴事項全部証明書」が必要です。

発行から3か月以内のものを準備しておきましょう。
最後に身分証明書と代表者本人が一緒に写っている写真が必要です。
下の参考写真のように、本人の顔がはっきりと写っており、身分証明書の文字もきちんと読める、大きくて鮮明な写真を準備して下さい。

以上の3点の画像データが準備できたら、早速法人口座の開設依頼を進めていきましょう。
2.口座開設フォームにアクセスする
gemforexのトップページより、口座開設フォームへアクセスしましょう。

右上の「リアル口座開設」という赤いボタンをクリックして、口座開設フォームを開きます。
3.必要事項を記入・選択する
口座開設フォームの画面へ移動したら、必要事項を入力していきます。
①口座タイプは任意の物を選択できますが、特別な理由がなければ「日本円口座(オールインワン)」を選択することをおすすめします。
②の登録種別で必ず「法人・個人事業主口座」にチェックを入れます。
③のお名前欄には登録者の名前ではなく、アルファベットで法人名(企業名)を入力して下さい。
④のメールアドレスに、法人のメールアドレスを入力します。
最後に「私はロボットではありません」にチェックを入れて、その下の口座開設ボタンをクリックすれば、口座開設は完了です。
4.gemforexからの口座開設完了メールを確認する
口座開設フォームで必要事項を入力し、口座開設ボタンをクリックすると、下の画面が表示されます。
登録したメールアドレス宛に、gemforexから「口座開設完了のご案内」というメールが2通届きますので確認しましょう。
1通目には、マイページへのログインパスワードが記載されています。
2通目には「口座番号」、「パスワード」、「サーバー名」などが載っています。
どちらも非常に重要な情報となりますので、スクリーンショットやメモなどで大事に保管し、その取扱いについても注意しましょう。
ログイン情報が確認できたら、一度ログインできるか確認してみて下さい。
問題なければ早速トレードが始められます。
5.本人確認書類の提出
ここまでのステップで、入金やトレードは可能な状態となっています。
出金については、これから解説する本人確認書類の提出による口座の有効化が必要です。
1のステップで準備した、口座開設に必要な資料の画像データを準備して下さい。
準備が出来たらgemforexのマイページにログインします。
ログインすると画面中央に下の画像の内容が表示されます。

「こちら」という部分をクリックして書類をアップロードします。
事前に準備しておいた3つの必要書類を順番にアップロードして下さい。
- 代表者の身分証明書
- 会社登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
- 身分証明書とその本人が一緒に写っている写真
すべての書類がアップロード出来たら、「上記内容にて送信する」をクリックします。
これで本人確認書類の提出による口座の有効化は完了です。
本人確認は、早ければ数時間ほどで完了します。
本人確認が無事完了すると、gemforexより書類受理のメールが届きますので、念のため確認しておきましょう。
これでgemforexの法人口座開設の、すべての手続きが完了です。
gemforexの法人口座を開設する際の注意点とよくある質問
最後にgemforexで法人口座を開設する際の、よくある質問や注意点を解説します。
どれも口座開設の際に気になるポイントやつまずきやすい点になるので、是非チェックしてください。
gemforexの法人口座開設にはどのくらいの時間がかかりますか?
gemforexの口座開設は非常に簡単で、口座開設フォームに必要事項を入力するだけなので、最短30秒ほどで口座が開設できます。
他にも口座開設後、初回の出金処理までに確認書類の画像データをアップロードしなくてはなりませんが、こちらは数時間〜48時間ほどで完了します。
ただし、内容に不備がある場合には更に多くの時間がかかるので注意して下さい。
法人口座でもボーナスは受け取れますか?
gemforexの法人口座は、オールインワン口座の場合のみボーナスが受け取れます。
法人口座で受け取れるボーナスは以下の3つです。
- 口座開設ボーナス
- 入金ボーナス
- ジャックポットボーナス
ノースプレッド口座(ガチゼロ口座)やレバレッジ5,000倍口座ではボーナスが受け取れないので注意しましょう。
また、トレード開始前に必要書類の提出による口座の有効化が済んでいることが、ボーナス受け取りの条件となるので注意して下さい。
口座開設は日本語でできますか?
gemforexでは、口座開設は全て日本語で完結できます。
口座開設ページも全て日本語で表記され、入力フォームも名前の欄をアルファベットで入力することはありますが、全て日本語で対応しています。
口座開設に関する問い合わせはどこにすればよいですか?
gemforexの口座開設に関する問い合わせは、オンラインチャットかメールで行います。
オンラインチャットは月曜日から金曜日の10時から17時まで、リアルタイムで日本語に対応可能なスタッフがサポートしてくれます。
メールの場合はgemforexのトップページから、「開設・入金・サポート」を選択し、「サポート」欄にある「お問い合わせ」をクリックします。

するとお問い合わせフォームが表示されますので、必要事項とお問い合わせ内容を入力して、下部の「送信確認」ボタンから問い合わせて下さい。
携帯の場合はトップページから左上のメニューを開き、同様に問い合わせ可能です。
追って確認メールが届き、平日であれば24時間以内に返事が届きます。
電話でのサポートは対応していないのでご注意下さい。
口座開設ボーナスは出金できますか?
口座開設ボーナスを含むgemforexの全てのボーナスは、取引にのみ使用可能で出金はできません。
ボーナスを使用した取引で得た利益は、もちろん出金可能です。
gemforexでは口座の資金を一部でも出金すると、その時点で全口座のボーナスは消滅するので注意して下さい。
2021年7月より、口座間で資金を移動した場合にも同様にボーナスは消滅するので、ボーナスは使い切ってから出金するのがおすすめです。