iForexは、ハイリターンを得るには向いている海外FX業者のひとつとしてネット上の評判があります。
そんなiForexのレバレッジは、どれくらいに設定されているのでしょうか。
またiForexのレバレッジは、変更できるのでしょうか。


ここでは、iForexのレバレッジについて最大レバレッジや他者との比較を中心にまとめています。
- iForexの取引銘柄別最大レバレッジ
- iForexの最大レバレッジと他海外FX業者の比較表
- iForexのレバレッジ制限について
- iForexのレバレッジ確認方法と変更方法
もくじで見る
iForexの取引銘柄別最大レバレッジ
ここでは、iForexの取引銘柄別最大レバレッジを紹介します。
iForexのメジャー通貨ペアにおける、最大レバレッジは以下の通りです。
通貨ペア | 最大レバレッジ |
---|---|
USD/JPY (米ドル/円) | 400倍 |
EUR/JPY (ユーロ/円) | 400倍 |
EUR/USD (ユーロ/米ドル) | 400倍 |
GBP/JPY (ポンド/円) | 400倍 |
GBP/USD (ポンド/米ドル) | 400倍 |
AUD/USD (豪ドル/米ドル) | 400倍 |
NZD/USD (ニュージードル/米ドル) | 400倍 |
USD/CAD (米ドル/カナダドル) | 400倍 |
USD/CHF (米ドル/スイスフラン) | 400倍 |
NZD/JPY (ニュージードル/円) | 400倍 |
CAD/JPY (カナダドル/円) | 400倍 |
CHF/JPY (スイスフラン/円) | 400倍 |
iForexで取引できるメジャー通貨は、最大400倍のレバレッジがかけられるように設定されています。
流動性が比較的あるため、レバレッジを効かせた取引が可能です。
マイナー通貨に関しては最大レバレッジが異なります。
通貨ペア | 最大レバレッジ |
---|---|
USD/TRY (米ドル/トルコリラ) | 200倍 |
TRY/JPY (トルコリラ/円) | 200倍 |
USD/RUB (米ドル/ロシアルーブル) | 50倍 |
USD/CNH (米ドル/中国人民元) | 20倍 |
iForexで取引できるメジャー通貨に対し、マイナー通貨は流動性が落ちるため、制限が設けられています。
制限の理由としては、突発的な価格変動が大きいことと、流動性が低いために取引が成立しにくいことがあげられます。
iForexの最大レバレッジ400倍で取引したいトレーダーは、マイナー通貨ペアで取引するようにしましょう。
iForexの最大レバレッジを他社と徹底比較
iForexと他の海外FX業者とのレバレッジ差はどれだけあるのでしょうか。
最大レバレッジだけで取引業者を選択するのは危険ですが、トレーダーとしては取引業者を選ぶ上で、リスクヘッジの観点からもレバレッジを比較するのは必要な情報のひとつです。
FXにおける各社の最大レバレッジの比較は、以下の通りです。
他海外FX業者とiForexの最大レバレッジを比較すると、iForexは最も低い水準のレバレッジとなっていることが分かります。
しかし、最大レバレッジ400倍という倍率は国内FX業者にはない数値であるため、少ない投資資金で大きな取引に望むトレーダーにはおすすめできます。
続いて、CFDにおける最大レバレッジ一覧を紹介します。
海外FX | 貴金属・穀物 | エネルギー | 株式指数 |
---|---|---|---|
Tradeview | 200倍 | 10倍 | 100倍 |
XM | 888倍 | 50倍 | 200倍 |
AXIORY | 100倍 | 20倍 | 100倍 |
HotForex | 15倍 | 15倍 | 20倍 |
GEMFOREX | 100倍 | 100倍 | 200倍 |
iForex | 200倍 | 200倍 | 200倍 |
iForexのCFDは、どれも200倍と他社と比較しても非常に高レバレッジといえます。
iForexのレバレッジ制限のルール
iForexでレバレッジ制限がかかるケースは2パターンあります。
- 取引休止期間
- 政治経済イベント発生時
上記のタイミングは、iForexのみがレバレッジ制限をかけるわけではなく、他海外FX業者も避けられない事項として挙げられます。
そこでここからは、iForexのレバレッジ制限について詳しく解説します。
取引休止期間はレバレッジ制限がかかる
iForexのレバレッジは、取引休止期間中において一部の通貨ペアやCFD銘柄に個別にレバレッジ制限がかかります。
また、トレードが行えない時間は、最大レバレッジに制限がかかる仕様になっています。
例えば、FX銘柄の場合で土日にポジションを持ち越した場合には、通常の最大レバレッジではなく、取引休止期間のレバレッジ倍率が適用されている状態になっています。
取引時間が銘柄によって違うため、事前に把握しておく必要があります。
取引時間は、最大レバレッジを確認した「取引タグ」でチェックができます。
政治経済イベント発生時にレバレッジ制限がかかる
iForexでは、世界的に多大な影響を与える自然災害やテロ・戦争・イベントが発生した場合などは、大きなボラティリティの変化が予想されるため、最大レバレッジが強制的に制限される場合があります。
これらの状況下では、iForexのFX取引だけでなく、他の業者を含めた取引に多大な影響を及ぼすので、情報収集や整理にあてたほうが賢明といえるでしょう。
残高によるレバレッジ制限はない
iForexは、口座残高によるレバレッジ制限はないため、通常時は最大400倍のレバレッジがかけられます。
また、ロスカット水準が0%と海外FXの中で最も低水準のため、残高を最大限利用した取引がいつでも可能です。
取引量でレバレッジ制限はない
iForexでは、取引量でのレバレッジ制限はありません。
iForexは、一部例外の銘柄を除き、基本的に1ポジションにつき最大50lot(500万通貨)まで取引が可能です。
そのため、取引量上限となる注文であっても、最大レバレッジである400倍での取引が可能です。
iForexのレバレッジ確認方法と変更方法
iForexのレバレッジはどこで確認できるのでしょうか。
また、レバレッジの変更はどこで変更できるのでしょうか。
iForexは、口座残高や注文数により制限がかからないため、レバレッジを変更の必要がなく、対応していません。
レバレッジ確認方法
iForexの通貨ペアごとの現在のレバレッジを確認する手順を解説します。
各銘柄ごとに、iForexの会員ページでレバレッジの確認が可能です。
iForexで口座開設していない方は、ログイン前に必ず口座開設を行ってください。

ログイン後の「取引画面」から、レバレッジを知りたい通貨ペアを選びます。
通貨ペアの注文ウィンドウが表示されますので「ツール」をクリックします。
ツールでは最初に「チャート」タブが開きますので、「商品情報」タブに変更します。
商品情報には「必要証拠金維持率①」と「時間外必要証拠金②」のふたつの項目があります。
ここに書かれた割合(%)からレバレッジ倍率をチェックできます。
レバレッジ変更方法
iForexでは、レバレッジは400倍で固定のため、直接的にレバレッジを変更する方法はありません。
ではレバレッジを抑制したい時は、どのように対応したらいいのでしょうか。
解決策として、注文ロットを抑えることで、間接的にレバレッジを調整する方法があります。
ここで、注文ロットを抑制する方法を紹介します。
注文ロット数を抑えて実効レバレッジを調整する
一例として、口座残高が13万円で、米ドル円で1万通貨(130万円相当)のポジションを保持していると仮定すると、実効レバレッジは10倍となります。
このように、実行レバレッジとなる有効口座残高に対する本来の取引金額の比率を抑制することで、実質レバレッジを変更することが可能です。
レバレッジの計算方法
レバレッジを計算したい場合は、以下の方法にて可能です。
- 実効レバレッジ=本来の取引量÷有効証拠金
- 有効証拠金=口座残高+評価損益(為替損益+スワップ)
例えば、米ドル/円の取引で、1ドル135円の場合は以下の計算ができます。
・本来の取引量=10万通貨×135円=13,500,000円
・有効証拠金100,000円の場合
・実効レバレッジ=13,500,000÷100,000=135倍
米ドル/円の取引で、1ドル135円で有効証拠金100,000円の場合は、実効レバレッジは135倍になります。
有効証拠金50,000円の場合は以下の計算ができます。
・実効レバレッジ=13,500,000÷50,000=270倍
米ドル/円の取引で、1ドル135円で有効証拠金50,000円の場合は、実効レバレッジは270倍になります。
iForexのレバレッジに関するよくある質問
iForexのレバレッジに関するよくある質問をまとめました。
事前にチェックしておき、不安の解消を済ませておくことをおすすめします。
iForexのレバレッジは取引量によって変わりますか?
iForexには他の海外FX業者のように取引量によるレバレッジ制限はありません。
証拠金が1万円でも1000万円でも同じレバレッジ倍率が適用されます。
iForexのロスカット率は何%ですか?
証拠金やレバレッジと深い関係にあるiForexのロスカット率は0%です。
他の海外FX業者と比べると資金を最大限使えるロスカット率ですが、週末などの取引時間外のレバレッジ倍率が適用されることでロスカットされてしまうリスクを抱えているので十分注意してください。
取引手数料はいくらですか?
取引手数料は無料です。
スプレッドが拡大するタイミングを教えてください。
早朝・経済指標発表時です。
特に、夏季は早朝6〜7時(日本時間)、冬季は早朝7〜8時(日本時間)が最も激しく、普段の10倍近くスプレッドが拡大するので注意してください。
まとめ
本記事では、iForexのレバレッジや他海外FX業者とのレバレッジ比較、さらにレバレッジ制限のルールを紹介しました。
- iForexのメジャー通貨は、最大レバレッジ400倍がかけられる
- iForexのマイナー通貨は流動性が落ちるため、レバレッジに制限がかけられる
- iForexの最大レバレッジは、他海外FX業者よりも低い水準
- iForexのCFDは、最大レバレッジ200倍と他社と比較しても高レバレッジ
- iForexでは、取引休止期間や政治経済イベント時はレバレッジ制限がかかる
- iForexの最大レバレッジ400倍で固定のため、直接レバレッジを変更する必要がない
レバレッジ制限が口座タイプや取引量によっても制限されずに、ゼロカット水準も0%と口座資金を最大限活用した取引ができるのがiForexの特徴と分かりました。
iForexのレバレッジは、400倍で固定されており、一見するとリスク軽減できずに不安に思われます。
しかし、有効証拠金や口座残高や注文ロット数を調整することで、安全にレバレッジを落とせ、リスク軽減をした上でトレードが可能です。
iForexの特徴を、上手に活用した取引をおすすめします。