こんにちはチビヒロです。
ノックアウトオプションをこれから始めようとされている方は、「トレードで本当に勝てるのか」「実際に取引している人の感想」などが知りたい方も多いでしょう。
そこで今回は、駆け出しトレーダーの僕が実際にノックアウトオプションを使って実際にトレードした結果とその反省点、感想について解説していきます。


- ノックアウトオプションで2021年7〜8月取引した結果
- なぜ、ノックアウトオプションで勝てなかったのか?
- ノックアウトオプションをするなら、これだけは抑えておくべきポイント
- 今回は勝てなかったけど、ノックアウトオプションはかなりおすすめできる
ノックアウトオプションでトレードした結果と、勝てなかった理由を解説します
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ノックアウトオプションで2021年7〜8月取引した結果
では、早速ですがノックアウトオプションを使って実際に取引してみた結果を公表したいと思います。
軍資金は1ヶ月1万円で、2ヶ月で合計2万円。
僕の全力を出し尽くして取引してみた結果がこちら。

「クソおおおおおお!!泣」
上記の通り、結果としては2万円でスタートして17,655円の損失となってしまいました。
これだけだと「ほんとに取引したの?」と言われてしまいそうなので、詳細な取引実績を一部貼っておきますね。
取引の結果とその時の心情などを軽く振り返ってみます。
8月の取引を振り返ってみる
8月初旬の取引実績は以下のような感じです。

前半戦は結構好調だったんですよね。最初の間は調子良くて、勝ってました。
上記の通り、取引を初めてから速攻で+1万円位に。
最初はロット数「1」で取引していたんですけど、途中から切り替えて「3」にしました。
今思えば、これがあまりよくなかったかもしれない・・・。
とはいえ、この時は完全に調子に乗っていました。
「あれ、ノックアウトオプションめっちゃ儲かるじゃん!!」
そう思って、僕は完全にノリノリの状態だったのです。
しかし、現実は甘くなかった・・・。

そして調子に乗って3ロットで取引していたところ、大爆死してしまいました。
上記のように、一気に「-9750円」の大損失を出してしまい、順調に勝っていた分が一気に消し飛びました。
その後はロット数を減らして、1ロットで細々とトレードを行っていきます。

1ロットでしばらくトレードしていたものの、負け続けました。
最初の頃は相場の全体像が見えていたのですが、次第に冷静さを失い、もはや
「どうやったら利益が出るんだ?」
という状態へ突入。

ボロボロに負けてしまい、ついに資金が底をつきました。
この時、投資金額がちょうど16,500円だったので、3,500円だけ追加(合計2万円)。
最後に2ロットでトライしようと思い、勝負に出たのですが惨敗。
今回のトレードでは良いところが一つもなく終了となってしまいました・・・。
本当に悔しさしかないんですが、落ち込んでいてもしょうがないので実際にトライしてみた反省点を以下で振り返ってみます。

さらに株・為替・商品の300を超える銘柄が1口座でトレードでき、スリップ保証も魅力的。
なぜ、ノックアウトオプションで勝てなかったのか?
個人的な反省点ですが、次のことで失敗したと考えています。
- エントリーするタイミングを間違えた
- トレンドを読み間違えた
- 利益確定するタイミングが曖昧
- いきなりロット数大きくしすぎた
エントリーするタイミングを間違えた
自分は、全体的にエントリーするタイミングの設定が曖昧だったと思います。
例えば、トレンドそのものに対する読みは合っていても、エントリーポイントを誤ってしまって爆死してしまうことがよくありました。
「なんか上がりそう!!」
「なんとなく下がるだろこれ!!」
といった気持ちでエントリーすると、確実に失敗してしまいましたね(泣)
トレンドを読み間違えた
「なんとなく下がりそうだなぁ。」
こういった感覚的な「なんとなく」という感覚で相場を読むのが非常に多かったように思います。
例えば、次のシーンですが、下がりそうな印象を持ってしまったんですよね。

素人感丸出しなんですが、「なんか下がってきてるし、ベア(下降)でエントリーするか!!」的な感覚でエントリーしてしまいました。
結果は以下の通り。

こんな感じで、「なんとなく」エントリーしてしまったのが敗因だったように思います。
相場がどのように変動していくのか、客観的にみて説明できない場合はトレードしたらいけませんね・・・。
損切りが遅かった
このほかにも、上記のような相場変動を読み違えた時やエントリーポイントで失敗した時に、損切りが遅くなってしまったのも大きかったです。
利益の確定は遅く、損切りは早く、なんて言葉を聞いたことがありますが、僕の場合は利益確定を早く、損切りは遅くという状態になっていました。
なので、利益が出ても少ししか出ず、損失がドカンとやってきて全てを持っていくというような状態だったと思います。
次回以降は損失のカットをできるだけ早めに行いたいですね・・・。
利益確定するタイミングが曖昧
このほかにも、決済の際に基準が曖昧だったのも大きな敗因だと考えます。
利益が出るシーンは何度もあったのですが、「どのタイミングで決済するか?」ということが明確になっていませんでした。
なので、次にトライする時はどのラインまで変動したら決済するという形に徹底したいところです。
特に指値や逆指値を有効に活用していかなければならないと痛感しています。
いきなりロット数大きくしすぎた
僕の場合、最初の1日目で一気に資金が1.5倍になってしまったことで調子に乗ってしまった感がありました。
当初の予定ではロット数「1=10,000通貨」での取引を予定していました。
しかし、最初に勝ってしまったことにより調子に乗り、2回目、3回目と増やしていくごとにロット数を増やしてしまったのです。
挙句には3ロットでの取引を行う始末。
そして爆死。
やはり、自分の資金の範囲を大きく上回るようなロット数で取引しない方が良いと痛感しています。
資金も少ないのに一気に大きく取引してしまうと、どうしても冷静さを欠いてしまいがち。
そのため、やっぱり取引する金額の管理は徹底しないといけないと強く反省しています。
ノックアウトオプションをするなら、これだけは抑えておくべきポイント
実際のトレードでは大失敗をしてしまった僕ですが、失敗から学んだこともあります。
もし、この記事を読んでいるあなたがこれからノックアウトオプションを始めるのであれば、以下のことは事前に抑えておくことをおすすめします。
- ノックアウト価格は広めに設定しよう
- 決済は逆指値をうまく利用しよう
- 曖昧なエントリーは絶対にやめよう
- 慣れない間は1ロットで取引しよう
- トレードに関する知識を身につけ、世界情勢にアンテナを張る
- ノックアウトオプションの両建て戦略をうまく利用する
- 取引に慣れない間や、新しい戦略を試したい場合はデモ口座を利用して練習する
それでは1つずつポイントを紹介します。
ノックアウト価格は広めに設定しよう
最初に解説したいのは、取引を開始する際に設定するノックアウト価格は広めに設定しておくのが良いということです。
ノックアウト価格は以下のように選択制で設定することができます。

僕みたいな初心者が失敗しがちなんですが、この価格を狭くしすぎて速攻でKOされてしまうことが多々あります。
実質的なレバレッジはKO価格が狭い方が高くなるがゆえに、狭めに設定してしまいがち。
しかし、そういったテクニカルなことは上級者が行うべきで、初心者で右も左も分からないトレーダーはやるべきではないですね。
以下でも解説していますが、トレードを開始してからは逆指値で損切りを調整できるので、最初はある程度広めにポジションを取るのがおすすめです。
KO価格は最初の設定から変化できないので、狭くしすぎないようにしましょう。
決済は逆指値をうまく利用しよう
次に、ノックアウトオプションでトレードする時は逆指値が大きなポイントになると思います。
先ほども述べたように、KO価格は一度設定すると変更できません。
それに対して、指値や逆指値はトレードを開始しても調整可能です。
KO価格よりも狭めに逆指値を設定しておくことで、損切りラインを管理することができます。

KO価格が変更できない以上、この逆指値の設定が鍵を握りますね。
指値や逆指値の設定方法が分からないという方は、以下の記事で解説しているので参考にしてください。
曖昧なエントリーは絶対にやめよう
僕を含めた初心者がやってしまいがちなミスとして、曖昧なエントリーがあるのではないでしょうか。
自分もそうなのですが、「なんとなく」でエントリーしてしまうシーンがありました。
「あ、なんか下がりそう・・・」
「とにかく早めにエントリーしたい・・・」
このような心理でエントリーすると、大体爆死してしまいました。(泣)
総合的には大きく負けていますが、うまく利益を出せたトレードは基本的にポイントをしっかり待ってからエントリーしたときが多いです。
なので、「なぜこのタイミングでエントリーするのか?」ということを明確にして取引するのが大切ですよね。(わかっていてもそれが難しいんですが・・・)
慣れない間は1ロットで取引しよう
この他にも、慣れるまでは投資金額を引き上げないことが大切だと思います。
最初の間に利益が出てしまうと、どうしても調子に乗ってしまいロット数を上げがち。
僕もそうでしたが、最初は1ロットで勝負していたのに途中から3ロットくらいでトレードしないと面白みがない状態になってしまいました。
このような形式でトレードしていては、いくらお金があっても足りなくなるでしょう。
実際、コツコツ積み上げた利益を一撃で失うというシーンを経験しました。(泣)
なので、最初の数万円ほどは練習だと思って、できれば1ロットで安定的に利益を出せるようになるまでは金額を上げない方が良いと思います。
トレードに関する知識を身につけ、世界情勢にアンテナを張る
コロナの流行や戦争によっても、ボラティリティは急激に高まります。
このような状況下では、相場が大きく動くため、損失につながる可能性もあります。
リスクイベントで急騰や急落が起きた場合には、その後「調整」が発生します。
相場の急な値動きに対し、その逆の動きが起こることを指します。ここに明確なトレンドが生まれます。
ノックアウトオプションでは、このような調整トレンドを見逃さず、取引を仕掛けることが重要です。
そのためには過去のデータと比較し、調整が発生するポイントを見極めなければいけません。
市場により異なる調整のタイミングを把握し、世界のトレンドにアンテナを張ることもノックアウトオプションの大事なポイントと言えます。
ノックアウトオプションの両建て戦略をうまく利用する
相場の状況によっては、両建て戦略をうまく使うこともポイントです。
ノックアウトオプションの「リスクを限定できる」という特性を活かし、リスクに備えた両建てにより利益の確定を狙います。
相場が上昇の値動きをしている場合、相場に合わせてノックアウトレベルを最小限に抑えてブルを仕掛けます。
ただし下落の値動きに備え、同時にベアについても最小限のノックアウトレベルでポジションを保有します。
レジスタンスを超えればベアはノックアウトされますが、ノックアウト価格は最小限に抑えられています。
ブルの利益が損失額を上回ったタイミングで決済すれば、リスクを抑えつつ利益を上げられます。
下落相場の時も同様で、ブルはノックアウトされますが、ベアがブルの損失額を上回ったタイミングで決済できれば同様に利益が上げられます。
相場によっては、リスクを抑えつつ利益を確定させる両建て戦略も候補に入れてみましょう。
取引に慣れない間や、新しい戦略を試したい場合はデモ口座を利用して練習する
自分の大切な資金を利用して実戦で経験を積むという方法ももちろんありますが、慣れないうちはデモ口座を利用してしっかりと練習することも大事です。
特に新しい戦略を試してみたい場合には、実際の値動きを利用して練習ができるデモ口座でのトレードで、相場感に慣れておくのがおすすめです。
デモ口座は無料で開設でき、リスクゼロで実際のレートを使ったトレードが何度でもできます。
まだノックアウトオプションの利用に慣れていない初心者も、デモ口座で操作方法をしっかりと覚えてから、取引に臨むようにしましょう。
今回は勝てなかったけど、ノックアウトオプションはかなりおすすめできる
正直、今回はボロボロでした。
しかし、これはノックアウトオプションが悪いということではなく、僕自身のトレード能力のなさが原因です。
結果はともかく、ノックアウトオプションはサービスとしてかなり充実している取引手法だと思います。
具体的にはトレードしてみて以下のことがおすすめできるポイントだと感じました。
- やっぱり資金効率が最強
- 約定で滑らない
- 色んな銘柄で取引できる
- デモ口座が利用できる
やっぱり資金効率が最強
国内FX | ノックアウトオプション | |
実質的なレバレッジ | 25倍まで | 1,000倍(※KO価格による) |
必要な資金 | 米ドル10,000通貨で約4万円 | 米ドル10,000通貨で約2,000円 |
実際に取引してみて感じたのは、やはり資金効率の良さですね。
どれくらい良いのかというと、なんと2,000円で10,000通貨の取引ができます。
これだけ聞くと、今ひとつピンとこないかもしれませんが、もし通常のFXで同じポジションを保有しようとすれば、ドル円で約4万円ほどの資金が必要になります。

つまり、これほどの低資金で、実質的には4万円と同じくらいの取引が行えるということです。
実際、上記の画像のように僕自身も5,000円ほどの資金で2ロットのポジションが持てました。
少ない資金で大きな利益を狙っていきたいという人にはぴったりの取引だと痛感しています。
約定で滑らない
あと、実際に2ヶ月間トレードしてみた感覚として、IG証券はとにかく約定で滑らない(スリッページが少ない)と感じました。
以前は違う証券会社で取引していたのですが、明らかに約定力が違います。
実際、IG証券のホームページ上でも以下のような取り組みが行われていることもあり、約定力に力を入れているのが分かりますね。

ノースリッページ注文という注文方法もあるので、絶対にスリッページさせたくないという人にはおすすめの証券会社と言えるでしょう。
色んな銘柄で取引できる
あと、ノックアウトオプションはFXだけではなくて他の銘柄でも取引ができます。
ログイン画面では次のようになっていて、FX以外にも株価指数や商品などでノックアウトオプションを利用できるようになっています。

FX以外の銘柄で取引したいと感じている方にはメリットがありますね。
僕も今のはFXしか取引していませんが、今後は他の銘柄もトレードしてみたいと思います。
デモ口座が利用できる
デモ口座が利用できるのも、メリットと言えます。
IG証券では実際のトレードと同じような環境で、取引を行うことが可能です。
これは取引のやり方とかが今一つ分かっていない方にとってはすごいありがたいですよね。
実際、僕も少しだけ利用して練習しました。
ちなみに、実際のデモ口座の取引画面は以下のようになっています。

本番の取引と全く同じなので、臨場感のあるトレードができます。
ツールの使い方に不安がある場合はデモ口座を利用するのが良いでしょう。

さらに株・為替・商品の300を超える銘柄が1口座でトレードでき、スリップ保証も魅力的。
反省点を踏まえた上で、再チャレンジします
上記の通り、かなり負けている状況なので以下のことを修正してまた9月から再トライしようと考えています。
- ロット数はしばらく1ロット固定(ちょっと勝っても上げない)
- トレンドがハッキリするまで待つ(適当にエントリーしない)
- 利益確定、損切りに自分のルールを持つ(曖昧あトレードをしない)
非常に基礎的なことなんですが、これらのことを意識して再チャレンジしようと思います。
結果については後日報告しますので、ぜひお楽しみにしてください。
ノックアウトオプションは勝てない?:まとめ
今回の記事では、ノックアウトオプションを実際に利用してみた結果について解説しました。
- 今回のトレードでは、勝てなかった
- 敗因はエントリーポイントと相場変動の読み間違いなど
- ただ、ノックアウトオプション自体は非常に良いサービス
個人としてのトレードでは、ノックアウトオプションでは勝てませんでした。
ただ、ノックアウトオプションで取引してみてやはりメリットがたくさんあると感じているので、今後も続けます。
次回のトレードでは利益を出せるようにがんばりますので、期待してください。