Tradeview(トレードビュー)は、業界トップクラスの低スプレッドにより取引手数料を抑えてトレードできる人気の海外FX業者です。
ではTradeviewのレバレッジは、他社と比べてどのような設定になっているのでしょうか。


この記事ではTradeviewのレバレッジについて、徹底解説しています。
- Tradeviewの口座タイプ別最大レバレッジ
- TradeviewのCFD銘柄別レバレッジ
- Tradeviewのレバレッジ制限のルール
- レバレッジの確認方法と変更方法
もくじで見る
Tradeviewの口座タイプ別最大レバレッジ
Tradeviewの最大レバレッジは、口座タイプによって異なります。
またTradeviewでは、特徴の異なる下記5種類の口座タイプが提供されています。
- X Leverage口座
- ILC口座
- MT5口座
- cTrader口座
- Currenex口座
それぞれ口座タイプごとの最大レバレッジを一覧にまとめました。
口座タイプ | 最大レバレッジ |
---|---|
X Leverage口座 | 500倍 |
ILC口座 | 200倍 |
MT5口座 | 100倍 |
cTrader口座 | 400倍 |
Currenex口座 | 400倍 |
それぞれの口座タイプごとにレバレッジを解説します。
X Leverage口座
X Leverage口座は、最大レバレッジが5つの口座タイプの中で最も高い口座タイプで、ハイレバレッジをかけて取引したいトレーダーにおすすめです。
他の口座タイプと違い100USD(約12,000円)から入金でき、取引手数料もスプレッドのみなので、少ない証拠金からトレードが始められます。
ILC口座
ILC口座は、最大レバレッジは200倍とやや低めですが、Tradeviewの最大の魅力でもある超低スプレッドにてトレードできます。
「レバレッジは低くても良いから、とにかくスプレッドの狭い口座タイプでトレードしたい」というトレーダーにおすすめです。
MT5口座

MT5口座は、その名の通りプラットフォームにMeta Trader5を利用できる口座タイプですが、最大レバレッジは5種類の口座タイプの中でも最も低い100倍となっています。
MT5にこだわりがなければ、他の口座タイプでハイレバレッジをかけて証拠金を抑えたトレードがおすすめです。
cTrader口座

cTrader口座は、高い約定力で人気のcTraderを取引プラットフォームとして利用できる口座タイプです。
最大レバレッジは400倍で、比較的高めの設定でハイレバレッジをかけてトレードできます。
Currenex口座

Currenex口座は、プロトレーダーも愛用するプラットフォームCurrenex(カリネックス)を利用できる口座タイプです。
cTrader口座同様400倍のレバレッジをかけてトレードできるので、Currenexを利用して板情報を確認しながらハイレバレッジトレードしたいトレーダーにおすすめです。
Tradeviewの最大レバレッジを他社と徹底比較
Tradeviewの最大レバレッジは、他の海外FX業者と比べると、やや低めの設定と言えます。
以下の表にてTradeviewと他の海外FX業者で、最大レバレッジを比較しました。
海外FX業者 | 最大レバレッジ |
---|---|
Tradeview (トレードビュー) | 500倍 |
XMTrading (エックスエムトレーディング) | 1,000倍 |
AXIORY (アキシオリー) | 400倍 |
LAND-FX (ランドエフエックス) | 500倍 |
HotForex (ホットフォレックス) | 1,000倍 |
TitanFX (タイタンエフエックス) | 500倍 |
GemForex (ゲムフォレックス) | 1,000倍 |
FBS (エフビーエス) | 3,000倍 |
IS6FX (アイエスシックスエフエックス) | 1,000倍 |
iForex (アイフォレックス) | 400倍 |
BigBoss (ビッグボス) | 999倍 |
海外FX業者の中では1,000倍ほどのレバレッジをかけてトレードできる業者も珍しくなく、そういった業者と比べるとTradeviewの最大レバレッジはやや物足りなく感じます。
TradeviewのCFD銘柄別レバレッジ
Tradeviewでは、貴金属や仮想通貨などをCFDで取引可能です。
このCFD取引のレバレッジは銘柄によって異なります。
Tradeviewでトレード可能なCFD銘柄のレバレッジを、取引銘柄ごとに表にまとめ手解説していきます。
貴金属のレバレッジ
ボラティリティが高く、人気のゴールドなどの貴金属のレバレッジは以下の通りです。
取引銘柄 | レバレッジ |
---|---|
XAUUSD (ゴールド) | 200~500倍 |
XAGUSD (シルバー) | 200~500倍 |
PLATINUM (プラチナ) | 20倍 |
PALLADIUM (パラジウム) | 20倍 |
貴金属のレバレッジは銘柄により大きく異なります。
ゴールドやシルバーが200~500倍と比較的ハイレバレッジでトレードできるのに対し、プラチナやパラジウムは20倍までと低めのレバレッジに設定されています。
エネルギーのレバレッジ
近年、トレーダーの間でも人気の原油を始めとするエネルギーのレバレッジは、以下の通りです。
取引銘柄 | レバレッジ |
---|---|
CRUDEOIL (WTI原油) | 100倍 |
UKOIL (ブレント原油) | 100倍 |
NGAS (天然ガス) | 10倍 |
エネルギーのレバレッジは原油で100倍、天然ガスが10倍となっています。
天然ガスは値動きが大きい分、レバレッジは低めの設定です。
株価指数のレバレッジ
日経225などに代表される株価指数のレバレッジは以下の通りです。
取引銘柄 | レバレッジ |
---|---|
J225 (日経225) | 100倍 |
NDX (ナスダック) | 100倍 |
SPXm (S&P500株価指数) | 100倍 |
UK100 (イギリス100株価指数) | 50倍 |
WS30 (NYダウ平均指数) | 200倍 |
AUS200 (オーストラリア株価指数) | 50倍 |
FCHI (フランス株価指数) | 50倍 |
GDAXI (ドイツ株価指数) | 100倍 |
HSI (香港ハンセン株価指数) | 100倍 |
株価指数のレバレッジは、50倍~100倍のものが多く、NYダウ平均指数だけが200倍となっています。
このように、株価指数は銘柄によって大きくレバレッジが変わらない商品です。
仮想通貨のレバレッジ
ビットコインをはじめ、近年人気の仮想通貨のレバレッジは以下の通りです。
取引銘柄 | レバレッジ |
---|---|
BTC/USD (ビットコイン/米ドル) | 10倍 |
ETH/USD (イーサリアム/米ドル) | 5倍 |
LTC/USD (ライトコイン/米ドル) | 5倍 |
XRP/USD (リップル/米ドル) | 5倍 |
仮想通貨は非常にボラティリティが高いため、全体的に低めのレバレッジ設定となっています。
ビットコインをCFDトレードする場合は10倍までレバレッジがかけられ、その他のアルトコインは5倍までとレバレッジはかなり抑えられています。
海外FX業者のレバレッジ制限とは?
海外FXでは、口座残高により最大レバレッジに制限をかけられるケースが多くあります。
レバレッジ制限がかかると、通常のレバレッジよりも低いレバレッジでトレードすることになり、必要な証拠金も多くなりがちです。
ではどのような場合にレバレッジが制限されるのか、ここからはTradeviewのレバレッジ制限について、詳しく解説していきます。
レバレッジ制限のルール
Tradeviewでは、口座残高が10万ドル(1$=120円で約1,200万円)以上になると、レバレッジ制限がかかり100倍までに規制されます。
口座残高に1,200万円以上入っているケースは少ないと思いますが、もし1,200万円を超える場合は注意が必要です。
特にX Leverage口座で500倍のレバレッジをかけてトレードしている場合にレバレッジ制限がかかると、最大500倍のレバレッジは100倍まで制限されてしまいます。
必要な証拠金も5倍に増え、証拠金維持率が下がることでロスカットの対象となり強制決済されてしまうことも有り得ます。
もしも口座残高が1,200万円を超えそうな場合は、レバレッジ制限がかからないよう出金により口座残高を調整しましょう。
海外FX業者のレバレッジ制限を比較
Tradeviewだけに限らず、多くの海外FX業者では口座残高によるレバレッジ制限を設けています。
では他の海外FX業者では、どれくらいの口座残高で何倍にレバレッジは制限されるのか、表を使って解説します。
海外FX業者 | ~200万円 | 200~500万円 | 500~1,000万円 | 1,000~2,000万円 | 2,000万円~ |
---|---|---|---|---|---|
Tradeview | 500倍 | 500倍 | 500倍 | 100倍 | 100倍 |
XMTrading | 1,000倍 | 200倍 | 200倍 | 100倍 | 100倍 |
AXIORY | 400倍 | 400倍 | 400倍 | 300倍 | 200倍 |
LAND-FX | 1,000倍 ~無制限 | 500倍 | 500倍 | 500倍 | 200倍 |
TitanFX | 500倍 | 500倍 | 500倍 | 500倍 | 500倍 |
GemForex | 1,000倍 | 500倍 | 500倍 | 500倍 | 500倍 |
表を見ると、ほとんどの海外FX業者で口座残高によってレバレッジ制限をかけていることが分かります。
例えば200万円から大きくレバレッジ制限がかかるXMTradingやGemForexでは、口座残高に注意しながらトレードしないと、レバレッジ制限によるロスカットで強制決済されてしまうのです。
Tradeviewは他の海外FX業者に比べても、レバレッジ制限がかかる口座残高の設定が高めのため、あまり口座残高を気にすることなくトレードに集中できます。
Tradeviewのレバレッジ確認方法と変更方法
Tradeviewでは、現在設定しているレバレッジの確認やレバレッジの変更が簡単にできます。
口座開設後の初期レバレッジは、cTrader口座で200倍、その他の口座では100倍に設定されています。
口座タイプ | 最大レバレッジ | 初期レバレッジ |
---|---|---|
X Leverage口座 | 500倍 | 100倍 |
ILC口座 | 200倍 | 100倍 |
MT5口座 | 100倍 | 100倍 |
cTrader口座 | 400倍 | 200倍 |
Currenex口座 | 400倍 | 100倍 |
そのため高いレバレッジをかけてトレードしたい場合は、レバレッジを変更する必要があります。
ここからは、Tradeviewでのレバレッジ確認方法や変更方法を詳しく解説していきます。
レバレッジ確認方法
最初に現在のレバレッジを確認する方法を解説します。
レバレッジを確認するには、まず会員ページにログインします。

会員ページは上記のように取引プラットフォームにより入り口が異なるため、利用しているプラットフォームを選択してログインしてください。
会員ページにログインしたら口座サマリーのページを開くと、左下に現在のレバレッジが表示されているのでそちらでレバレッジの確認が可能です。
レバレッジ変更方法
続いてレバレッジの変更方法を解説します。
口座開設後はレバレッジが100倍(cTrader口座は200倍)に設定されていますので、希望のレバレッジに変更してトレードを始めましょう。
レバレッジ変更は以下の2ステップで簡単に可能です。
- レバレッジ変更申請ページにアクセスする
- 必要事項と希望レバレッジを入力する
また、レバレッジの変更には前提条件として口座に資金が入っている必要があります。
レバレッジを変更したい場合は、まず口座へ入金して証拠金がある状態で下記の手続きを進めてください。
1ステップずつ順番に解説します。
1.レバレッジ変更申請ページにアクセスする
レバレッジを変更するには「トレードビュー口座 レバレッジ変更申請」ヘアクセスします。
会員ページからはレバレッジを変更できないので注意してください。
2.必要事項と希望レバレッジを入力する
申請ページにアクセスすると下の画面が表示されます。

順番に必要事項を入力していきます。
①お名前(ローマ字) | 名前をローマ字で入力 |
②Eメールアドレス | 確認できるEメールアドレスを入力 |
③口座番号 | レバレッジを変更する口座の口座番号を入力 |
④ご希望のレバレッジ | 希望するレバレッジを1倍~最大倍率の間で入力 |
変更後のレバレッジは、1単位で設定が可能です。
全て入力できたらチェックボックスにチェックを入れて「送信する」のボタンをクリックしましょう。
以上でレバレッジの変更申請手続きは完了です。
手続き後、翌営業日以内に変更が反映されるので、会員ページから確認してください。
レバレッジの計算方法
トレードの際レバレッジをかけていると、少ない証拠金でトレードできる点が魅力です。
ここからはロットあたりの必要証拠金の計算方法を解説しますので、トレードの際の参考にしてください。
現在のレート×ロット数÷レバレッジ=必要証拠金
例えば1ドル120円の場合の1ロット分をレバレッジ500倍でトレードする際の必要証拠金は、
120円(レート)×10万通貨(1ロット)÷500倍(レバレッジ)=24,000円(必要証拠金)となります。
取引したい通貨ペアのレートさえ分かれば、取引条件に応じた必要証拠金が算出できます。
逆に必要証拠金を希望する金額以内に抑えたい場合は、取引ロット数やレバレッジで調整可能なので、この機会に是非覚えておきましょう。
Tradeviewのレバレッジに関するよくある質問
最後にTradeviewのレバレッジに関するよくある質問を紹介します。
質問だけでなく、その回答や重要なポイントも合わせて解説するので是非参考にしてみてください。
500倍以上のレバレッジで取引可能ですか?
Tradeviewでは最大レバレッジがX Leverage口座の500倍までとなっており、それ以上の倍率をかけてのトレードはできません。
どうしても500倍以上のレバレッジでトレードしたい場合は、XMTradingやGemForexなど最大レバレッジが1,000倍ほどの海外FX業者を利用するのがおすすめです。
ロスカットの水準を教えてください。
Tradeviewでは、証拠金残高が100%を下回るとロスカットが発動し、現在保有しているポジションの強制決済が行われます。
海外FX業者では通常、証拠金残高が20~30%を下回るとロスカットとなるのに対し、証拠金残高100%でのロスカットはかなり高めで国内FX業者に匹敵する水準です。
そのためロスカットが発動しないよう、余裕を持った証拠金残高を維持する必要があり、その分取引資金が必要となります。
ただし万が一急な相場の変動でロスカットが間に合わなかった場合でも、Tradeviewではゼロカットシステムを採用しているので、追証による借金のリスクはありません。
Tradeviewにマージンコールはありますか?
Tradeviewではマージンコールを採用していません。
マージンコールとは、証拠金が足りなくなる可能性がある場合、トレーダーへ余裕を持って通知してくれるアラート機能のことです。
Tradeviewでは証拠金維持率が100%を下回るとロスカットされるため、ロスカット水準が高くマージンコールはありません。
そのためロスカットで強制的に決済されないよう、各自で証拠金残高を管理する必要があります。
Tradeviewのハイレバレッジトレードにおいておすすめの取引手法は?
Tradeviewの強い約定力と非常に狭いスプレッドを利用した、スキャルピング取引がおすすめです。
スキャルピングは短い期間で売買を繰り返すことにより、小さな利益を積み重ねる取引手法ですが、そのためには手数料であるスプレッドが狭いことが必須条件となります。
その点Tradeviewは業界トップクラスの低スプレッドが魅力のFX業者のため、スキャルピングを利用したハイレバレッジトレードはおすすめの組み合わせです。
まとめ
この記事では、Tradeviewのレバレッジについて詳しく調査し解説しました。
- Tradeviewの最大レバレッジは口座タイプによって異なる
- X Leverage口座で最大500倍のレバレッジをかけたトレードが可能
- 口座残高が約1,200万円以上でレバレッジは100倍までに制限される
- レバレッジ制限は他のFX業者と比べても比較的緩い
Tradeviewは最大レバレッジが500倍と、海外FX業者の中では平均的な数値となっています。
しかし口座残高によるレバレッジ制限の影響を受けにくく、口座残高が約1,200万円までは残高を気にせず同じレバレッジでトレードできる点が魅力です。
また、Tradeviewの強みである低スプレッドを活かしたスキャルピングもおすすめのトレード手法です。
ハイレバレッジをかけつつ、スキャルピングで利益を狙ってトレードしてみてはいかがでしょうか。