Tradeview(トレードビュー)は、業界トップクラスの低スプレッドが魅力的な海外FX業者です。
海外FXにおいてスプレッドは手数料を意味するため、スプレッドの狭いFX業者を利用したいと考えるトレーダーも多くいます。
では実際に、Tradeviewのスプレッドは他の海外FX業者と比べどれくらい狭いのでしょうか。
この記事では、Tradeviewのスプレッドについて徹底解説していきます。
- Tradeviewの口座別スプレッド
- TradeviewのCFD銘柄別スプレッド
- Tradeviewと他の海外FX業者のスプレッド
- Tradeviewのスプレッドの特徴
- Tradeviewのスプレッドの評判や口コミ
もくじで見る
Tradeviewの口座別スプレッド
Tradeviewは、海外FX業者の中でもトップクラスの低スプレッドで人気のFX業者です。
ただし、スプレッド幅は口座タイプによって異なります。
そこでまず、Tradeviewの口座タイプ別スプレッドを詳しく解説していきます。
Tradeviewには複数の口座タイプがありますが、下の表では代表的な3つの口座タイプを紹介します。
Xレバレッジ口座 (スタンダード口座) | ILC口座 | cTrader口座 | |
---|---|---|---|
取引ツール | MT4/MT5 | MT4/MT5 | cTrader |
最大レバレッジ | 500倍 | 200倍 | 400倍 |
取引形態 | NDD STP方式 | NDD ECN方式 | NDD ECN方式 |
最低入金額 | 100USD | 1,000USD | 1,000USD |
ロット単位 | 10万通貨 | 10万通貨 | 10万通貨 |
最小取引数量 | 0.01lot | 0.1lot | 0.01lot |
最大取引数量 | 75lot | 75lot | 75lot |
取引手数料 | 無料 | 片道2.5ドル | 片道2.5ドル |
Tradeviewが提供する3つの口座の基本情報は、上記の通りです。
ここからは、各口座のスプレッドについて詳しく解説しています。
Xレバレッジ口座(スタンダード口座)
Xレバレッジ口座(スタンダード口座)は、人気のMT4やMT5を利用して取引できる口座タイプです。
最大500倍のレバレッジをかけてトレードできるため、少ない証拠金でも効率よく取引できます。
Xレバレッジ口座の平均スプレッドと最小スプレッドは以下の通りです。
取引通貨ペア | 平均スプレッド (pips) | 最小スプレッド (pips) |
---|---|---|
USD/JPY | 1.8 | 1.3 |
EUR/JPY | 1.9 | 1.4 |
GBP/JPY | 2.3 | 1.6 |
AUD/JPY | 2.6 | 1.8 |
EUR/USD | 1.7 | 1.2 |
GBP/USD | 2.0 | 1.4 |
AUD/USD | 1.9 | 1.5 |
Xレバレッジ口座は取引形態がSTP方式を採用しているため、ECN方式を採用している他の口座と比べるとスプレッド幅は広めです。
しかし、他の海外FX業者のスタンダード口座タイプと比較しても平均的なスプレッド幅となっているので、特別使いにくいわけではありません。
ILC口座
ILC口座は、取引形態にECN方式を採用した約定力の高さと非常に狭いスプレッド幅が魅力の口座タイプです。
ただし、ILC口座でのトレードには往復5$(0.5pips)の取引手数料がかかるので注意が必要です。
ILC口座の平均スプレッドと最小スプレッド、手数料を加味した実質スプレッドは以下の通りです。
取引通貨ペア | 平均スプレッド (pips) | 最小スプレッド (pips) | 実質スプレッド (pips) |
---|---|---|---|
USD/JPY | 0.1 | 0.0 | 0.6 |
EUR/JPY | 0.4 | 0.2 | 0.9 |
GBP/JPY | 0.5 | 0.3 | 1.0 |
AUD/JPY | 0.5 | 0.4 | 1.0 |
EUR/USD | 0.2 | 0.0 | 0.7 |
GBP/USD | 0.5 | 0.3 | 1.0 |
AUD/USD | 0.2 | 0.0 | 0.7 |
ILC口座は取引ごとに手数料が発生しますが、それを足してもスプレッドは非常に狭くなっています。
この低スプレッドを利用したスキャルピングや自動売買(EA)も、おすすめの口座タイプです。
cTrader口座
cTrader口座は、直感的に操作できるECN方式専用の人気プラットフォーム「cTrader」が利用できる口座タイプです。
ILC口座と同等のスプレッドの狭さでトレードできますが、こちらは最大レバレッジが400倍のためより少ない証拠金でトレードできます。
cTrader口座の平均スプレッドと最小スプレッド、手数料を加味した実質スプレッドは以下の通りです。
取引通貨ペア | 平均スプレッド (pips) | 最小スプレッド (pips) | 実質スプレッド (pips) |
---|---|---|---|
USD/JPY | 0.1 | 0.0 | 0.6 |
EUR/JPY | 0.4 | 0.2 | 0.9 |
GBP/JPY | 0.5 | 0.3 | 1.0 |
AUD/JPY | 0.5 | 0.4 | 1.0 |
EUR/USD | 0.2 | 0.0 | 0.7 |
GBP/USD | 0.5 | 0.3 | 1.0 |
AUD/USD | 0.2 | 0.0 | 0.7 |
cTrader口座もILC口座と同程度のスプレッド幅となっており、cTraderを利用したスキャルピングにおすすめのトレード手法です。
Tradeviewの通貨ペア別スプレッド一覧
口座タイプごとのスプレッドの特徴を確認したところで、続いては主要通貨ペア別のスプレッドを解説します。
下の表では、通貨ペア別のスプレッドを口座タイプごとにまとめています。
取引通貨ペア | Xレバレッジ口座 (pips) | ILC口座、cTrader口座 (pips) |
---|---|---|
USD/JPY | 1.8 | 0.6 |
EUR/JPY | 1.9 | 0.9 |
GBP/JPY | 2.3 | 1.0 |
AUD/JPY | 2.6 | 1.0 |
EUR/USD | 1.7 | 0.7 |
GBP/USD | 2.0 | 1.0 |
AUD/USD | 1.9 | 0.7 |
各取引通貨ペアのスプレッドを比べてみても、やはりECN方式を採用しているILC口座やcTrader口座の方が、Xレバレッジ口座の半分以下のスプレッドとなっていることが分かります。
ただし、Xレバレッジ口座は最大レバレッジが500倍なので少ない証拠金でもトレードしやすく、最低入金額も100USDからと少額からTradeviewでのトレードを始められる点が魅力です。
TradeviewのCFD銘柄のスプレッド
TradeviewではFX通貨ペア以外にも、様々な銘柄をCFDで取引できます。
ここからは、Tradeviewでトレード可能なCFD銘柄のスプレッドを紹介します。
株価指数のスプレッド
株価指数はNYダウやS&P500など、非常に人気のあるトレードカテゴリーの1つです。
Tradeviewでは株価指数CFDを、一律10倍の最大レバレッジをかけてトレードできます。
2022年8月の株価指数のスプレッドは以下の通りです。
株価指数 | 平均スプレッド (pips) |
---|---|
WS30 (NYダウ平均指数) | 2.1 |
AUS200 (オーストラリア株価指数) | 4.12 |
NDX (ナスダック株価指数) | 2.3 |
FCHI (フランス株価指数) | 1.1 |
GDAXI (ドイツ株価指数) | 0.5 |
SPXm (S&P500株価指数) | 0.9 |
銘柄によりスプレッド幅は異なりますが、上記表ではAUS200が最もスプレッドが広く、GDAXIが最もスプレッドが狭い結果となっています。
エネルギーのスプレッド
近年のエネルギーCFDでは、CRUDE(WTI原油)のトレードが人気です。
Tradeviewでは、エネルギーも最大10倍のレバレッジをかけてCFDトレードできます。
2022年8月のエネルギーのスプレッドは以下の通りです。
エネルギー | 平均スプレッド (pips) |
---|---|
CRUDE (WTI原油) | 2 |
UKOIL (ブレント原油) | 2 |
NGAS (天然ガス) | 17 |
上記表より、CRUDEとUKOILが同程度のスプレッドなのに対し、NGASは広めのスプレッドとなっていることが分かります。
貴金属のスプレッド
TradeviewではゴールドとシルバーがCFDトレードでき、それぞれゴールドが最大100倍、シルバーが最大200倍のレバレッジをかけられます。
特にゴールドはボラティリティが大きく、トレーダーの間でも人気の銘柄です。
また、ゴールドはUSDとEURの2パターンのペアがあるため注意してください。
2022年8月の貴金属のスプレッドは以下の通りです。
貴金属 | 平均スプレッド (pips) |
---|---|
XAUUSD (ゴールド/USD) | 2.9 |
XAGUSD (シルバー/USD) | 1.2 |
XAUEUR (ゴールド/EUR) | 1.7 |
上記表を作成時点(2022年8月時点)では、XAUUSDのスプレッドがやや広めとなっていることが分かります。
仮想通貨のスプレッド
仮想通貨もボラティリティが大きく、1日の値動きが非常に激しいため非常に人気の投資商品です。
Tradeviewでは、ビットコインやイーサリアムなどの主要な仮想通貨をトレードできます。
ビットコインには最大10倍のレバレッジをかけられ、そのほかの仮想通貨は最大レバレッジが5倍までとなっています。
2022年8月の仮想通貨のスプレッドは以下の通りです。
仮想通貨 | 平均スプレッド (pips) |
---|---|
BTCUSD (ビットコイン・米ドル) | 21 |
BTCJPY (ビットコイン・日本円) | 190 |
ETHUSD (イーサリアム・米ドル) | 7 |
LTCUSD (ライトコイン・米ドル) | 20 |
仮想通貨は値動きが激しく、スプレッドが常に変化します。
最新のスプレッドは、Tradeviewの公式サイトトップで確認できます。
Tradeviewと他FX業者のスプレッドを比較
Tradeviewのスプレッドは非常に狭く人気がありますが、他の海外FX業者と比べて実際はどうなのか、スプレッドを比較していきます。
まず、Tradeviewとその他海外FX業者スタンダード口座のスプレッドを比較し一覧にしました。
FX業者 | 口座種類 | USD/JPY | EUR/JPY | EUR/USD |
---|---|---|---|---|
Tradeview | Xレバレッジ口座 | 1.8pips | 1.9pips | 1.7pips |
Axiory | スタンダード口座 | 1.3pips | 1.4pips | 1.2pips |
XMTrading | スタンダード口座 | 1.6pips | 2.6pips | 1.6pips |
TitanFX | zeroスタンダード口座 | 1.3pips | 1.7pips | 1.2pips |
EXNESS | プロ口座 | 0.7pips | 1.3pips | 0.6pips |
BigBoss | スタンダード口座 | 2.3pips | 2.3pips | 1.9pips |
HotForex | プレミアム口座 | 1.6pips | 1.6pips | 1.1pips |
上記表より、Xレバレッジ口座では他の海外FX業者と同水準の平均的なスプレッド幅となっていることが分かります。
続いてスプレッドが狭い口座タイプで比較します。
Tradeviewとその他海外FX業者の、低スプレッド口座のスプレッドを比較し一覧にしました。
FX業者 | 口座種類 | 手数料 | USD/JPY | EUR/JPY | EUR/USD |
---|---|---|---|---|---|
Tradeview | ILC口座 | 2.5ドル | 0.1pips | 0.4pips | 0.2pips |
Axiory | ナノスプレッド口座 | 3ドル | 0.2pips | 0.2pips | 0.1pips |
XMTrading | ゼロスプレッド口座 | 5ドル | 0.1pips | 0.4pips | 0.1pips |
TitanFX | zeroブレード口座 | 3.5ドル | 0.3pips | 0.7pips | 0.2pips |
EXNESS | ゼロ口座 | 3.5ドル | 0.0pips | 0.4pips | 0.0pips |
BigBoss | プロスプレッド口座 | 4.5ドル | 1.5pips | 2.0pips | 1.8pips |
HotForex | ゼロスプレッド口座 | 通貨ペアで 異なる | 1.1pips | 1.9pips | 1.1pips |
他の海外FX業者の低スプレッド口座もスプレッド幅は小さめですが、Tradeviewでは取引時の手数料が最も安く設定されていることが分かります。
したがって、この手数料を加味した実績スプレッドの場合、Tradeviewはやはり業界トップクラスの低スプレッドの業者だと言えます。
Tradeviewのスプレッド3つの特徴
ここからは、Tradeviewの最大の魅力でもあるスプレッドについて詳しく解説します。
Tradeviewのスプレッドには以下の特徴があります。
- NDD方式の採用により低スプレッドを実現
- スキャルピングに向いた取引環境
- ボーナスキャンペーンを開催せずその分をスプレッドに還元
1つずつ順番に解説します。
1.NDD方式の採用により低スプレッドを実現
TradeviewではNDD方式を採用しており、トレードの透明性が高いという特徴があります。
NDDとはNo Dealing Deskの略で、投資家からの注文を直接インターバンク市場へ流す取引方法です。
NDD方式の採用によりトレーダーと注文先との間にFX業者が入らないので、透明性の高いトレードができます。
NDD方式ではスプレッドによる手数料が海外FX業者の運営資金となるため、トレーダーが取引すればするほどFX業者も儲かる仕組みになっています。
そのためNDD方式を採用したFX業者は、トレーダーに頻繁にトレードしてもらえるようスプレッドを狭くして取引環境を整え、多くのトレーダーを集めるようにしています。
2.スキャルピングに向いた取引環境
スキャルピングは短期売買を繰り返すことで小さな利益を積み重ねる取引手法ですが、スプレッドが狭いと取引手数料が少なくて済み、利益を狙いやすいという特徴があります。
低スプレッドが魅力のTradeviewでは、このスキャルピングは非常におすすめの取引手法となっています。
また、Tradeviewは最大取引数量が75lotと他の海外FX業者と比べても多いため、よりスキャルピングで利益を狙いやすい環境が整っています。
スプレッドを狭くしても、スキャルピングのように取引回数が増えれば手数料も増えるため、スキャルピングはTradeviewにとってもメリットのある取引手法と言えます。
3.ボーナスキャンペーンを開催せずその分をスプレッドに還元
Tradeviewでは、ボーナスキャンペーンを開催していません。
海外FXの多くが豪華なボーナスキャンペーンを開催し、新規トレーダーを獲得する狙いがありますが、このボーナスがFX業者にとって負担となります。
Tradeviewでは、そういったボーナスキャンペーンを開催しないことで余計な出費を省いているため、その分の資金を低スプレッド化に充てています。
ボーナスキャンペーンがない点は残念ですが、その分業界トップレベルの低スプレッドを実現しているので、結果的にトレーダーにメリットが還元される仕組みになっています。
Tradeviewのスプレッドが広がるタイミング
Tradeviewは業界最狭クラスの低スプレッドを提供している海外FX業者ですが、変動制のスプレッドを採用しているため、スプレッドが広がりやすい時間帯やタイミングがあります。
以下のタイミングでは、スプレッドが広がりやすい傾向がありますので注意してください。
- 早朝の時間帯(午前4時から8時付近)
- クリスマスや年末年始
- 経済指標発表時
スプレッドが広がる要因として、取引量が少ないことや急激なレートの変化によりFX業者が対応しきれないことなどが挙げられます。
早朝の時間帯はヨーロッパやアメリカなど主要なマーケットが休場しているタイミングのため、取引量が少なくスプレッドが広くなりがちなので注意しましょう。
また、クリスマスや年末年始も同様に、取引が少なく市場の流動性が低下するためスプレッドが広がりやすい特徴があります。
経済指標の発表時は非常に多くの売買注文が重なるため、FX業者が対応しきれず、約定にも時間がかかってしまうケースも多くあります。
慣れないうちは、スプレッドが広がりやすいタイミングは避けてトレードするようにしましょう。
Tradeviewのスプレッド評判
ここからは、実際にTradeviewを利用しているトレーダーのスプレッドに対するリアルな評判や口コミを紹介します。
Twitter上では、Tradeviewのスプレッドの狭さを評価するツイートが数多く見られました。
ただし、上記のツイートのように公式ホームページは日本人向けの情報量が少なく、分かりづらいと感じるトレーダーも多くいます。
TradeviewのILC口座は、様々な口座タイプの中でも最もスプレッドの狭い口座タイプです。
TradeviewのILC口座は、基本的に他社と比べてもスプレッドは狭く取引手数料も安いのですが、前述した通りスプレッドが広くなりやすい時間帯も有るので注意してください。
特に早朝スプレッドはスプレッドが広がりがちなので、なるべく早朝での取引は避けるのが無難です。
Tradeviewの低スプレッドを利用してスキャルピングしているトレーダーの口コミです。
スキャルピングは超短期トレードを繰り返して、小さな利益を積み重ねる手法ですので、スプレッドの狭さが非常に重要です。
その点Tradeviewはスプレッド幅がかなり狭いため、スキャルピングに最適な取引環境が整っています。
まとめ
この記事では、Tradeviewのスプレッドについて徹底解説しました。
- 口座タイプごとにスプレッドは異なる
- ECN方式を採用した口座タイプはスプレッドが非常に狭い
- NDD方式やボーナスキャンペーンを開催しないことで低スプレッドを実現
- 低スプレッドを活かしたスキャルピングはおすすめ
- スプレッドが広がりやすいタイミングに注意
Tradeviewは、ILC口座やcTrader口座において非常に狭いスプレッドで取引ができるため、取引手数料を抑えて効率よくトレードできます。
スキャルピングや自動取引といった様々な取引戦略も利用できるので、Tradeviewで効率よく利益を狙ってみてはいかがでしょうか。