海外FXでは取引すると手数料がかかりますが、XMでは手数料がどのように設定されているのでしょうか。
そこでこの記事では、手数料がかかるケースを5つのケースを紹介し、利益を確保するために役立つように解説します。
また、手数料がかかる場面や金額を理解すると安心してトレードしやすく、少しでも利益を出すためにはなるべく減らすように考えてみると良いでしょう。
- XMで手数料がかかるケースの紹介
- XMで手数料がかからないケースの紹介
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XMで手数料がかかるケース5選
XMで手数料がかかるケースは以下の5つがあり、きちんと理解しないと思うように利益を出せなくなります。
- スプレッド、取引手数料
- 入金手数料
- 出金手数料
- スリッページに伴うコスト
- マイナススワップポイント
手数料はトレーダーの利益から差し引かれる金額になり、手数料が多くなるとトレードしても利益を最大化できません。
また、XMの手数料がかかるケースは意外に多いため、防ぐためにはそれぞれの条件を確かめなければなりません。
1.スプレッド・取引手数料
XMはトレードする際にスプレッドと取引手数料がかかり、通貨ペアと口座タイプによって変わってきます。
スプレッドはZERO口座にすると狭くなりますが、マイクロ口座やスタンダード口座は広めになっています。
また、取引手数料はZERO口座のみ発生し、スプレッドが狭くなる代わりに設定されています。
トータル平均コストは通貨ペアをドル円にすると、マイクロ口座やスタンダード口座は平均2.0pipsに対し、ZERO口座は平均1.1pipsと安いことが特徴です。
ZERO口座の取引手数料は1ロットの往復取引あたり10ドルで、1.0pipsになります。
このため、口座タイプを選ぶときはトレードのスタイルに合わせ、手数料をなるべく減らすようにすると効果的です。
1.XMの主要通貨ペアごとのスプレッド・手数料一覧
口座タイプと通貨ペアごとに平均スプレッドと取引手数料は以下の通りで、トレードする前に確かめることが大事です。
項目 | マイクロ口座 | スタンダード口座 | ZERO口座 |
手数料 | なし | なし | 1,000円(1.0pips) |
ドル円 | 2.0pips | 2.0pips | 1.1pips(0.1pips) |
ユーロ円 | 2.7pips | 2.7pips | 1.6pips(0.6pips) |
ポンド円 | 5.4pips | 5.4pips | 2.1pips(1.1pips) |
豪ドル円 | 4.8pips | 4.8pips | 2.0pips(1.0pips) |
ユーロドル | 1.9pips | 1.9pips | 1.1pips(0.1pips) |
ポンドドル | 2.6pips | 2.6pips | 1.6pips(0.6pips) |
豪ドル米ドル | 2.5pips | 2.5pips | 1.4pips(0.4pips) |
また、ポジションサイズが上がれば比例して増え、仮に1ドル100円のときにドル円でエントリーすると以下のようになります。
最初に、1,000通貨取引すると20円になり、1万通貨で200円、10万通貨で2,000円、100万通貨で2万円と増える仕組みです。
ただし、スプレッドは一定の値ではなく常に変動するため、期待通りの数字ではない場合もあります。
また、ZERO口座はスプレッドが狭くなりますが、取引手数料との合計値を確かめてトレードすることが重要です。
ちなみに、ドル円の場合はスプレッドが0.1pipsですが、取引手数料が1.0pipsのためスプレッドの10倍になります。
ZERO口座はスキャルピングに最適ですが、取引手数料は回数に応じてかかってくるため計算してトレードしましょう。
2.入金手数料
XMでは、以下の方法で入金が可能です。
- クレジットカード、デビットカード
- 国内銀行送金
- オンラインウォレット
しかし、手数料がかかる方法もあり、利益を最大限に確保したいならなるべく安くする必要があります。
一方の、クレジットカードまたはデビットカードでは手数料がかかりませんが、他の方法はかかるため考えて金銭計画を立てることが大事です。
また、手数料がかかると利益を出しても損をする場合もあり、事前に見越してから取引しないといけません。
このため、手数料を無料にしたいならクレジットカードまたはデビットカードを準備し、使用条件を確かめることをおすすめします。
ただし、クレジットカードは誰でも作れるわけでなく、海外FXをすると手数料がかかると考える必要があります。
クレジットカード・デビットカードの場合
クレジットカードまたはデビットカードで入金する場合は、XMが手数料を負担してくれるため、手数料は無料です。
ただし、利用可能なカードブランドはVISAまたはMasterCardの2つに限られます。
JCBなどほかのクレジットカードブランドは対応していないため、その場合は別の方法を選ぶしかありません。
しかし、ビットウォレットを使えばAMEXやJCBなどほかのブランドのカードも対応でき、手間がかかりますが入金可能です。
ただし、クレジットカードからビットウォレットに入金すると手数料がかかり、別の方法と比較しないと損をする場合もあります。
以上のように、クレジットカード・デビットカードは手数料が完全無料ですが、カードブランドはVISAやMasterCardに限られるため注意が必要です。
国内銀行送金の場合
国内銀行送金の場合は、1万円未満の入金だと980円の手数料がかかり、少ない金額だと損してしまいます。
しかし、入金額が1万円以上の場合は銀行の振込手数料のみになりますが、金融機関ごとに金額が変わってきます。
ちなみに、振込手数料は110円から770円の範囲内ですが、なるべく高い金融機関を避けたいものです。
このため、手数料が高い金融機関に口座を持っているなら別の方法を選び、取引以外で損をしないようにする必要があります。
また、1万円未満の送金はXMから980円も徴収されるため、手数料の割合が最低でも10%以上になり逆効果です。
以上のように、振込手数料が安い金融機関を選び、入金額を1万円以上にすることを心がけなければいけません。
オンラインウォレットの場合
オンラインウォレットの場合は入金するタイミングで手数料がかかりますが、XMに資金を移動する際には手数料がかかりません。
ちなみに、手数料はビットウォレットの場合のクレジットカードはVISAやMasterCardは入金額の4%、ほかのカードブランドは5%になります。
一方の国内銀行送金はみずほ銀行のみ無料になり、口座があれば多くの金額をチャージする際にもかからなくて便利です。
STICPAYの場合はカードブランドがVISAやMasterCardに限定されますが、手数料は入金額の3.85%になります。
ただし、直接XMに入金すると手数料が無料になるため、オンラインウォレットは使用しないようにすることをおすすめします。
3.出金手数料
XMから利益を出して出金する際にも手数料が発生するケースもあり、方法と金額を比較して選ぶことが大事です。
クレジットカード・デビットカードは入金と同じく無料ですが、最低出金額が500円で上限は入金額と同じになります。
ただし、すべてのクレジットカード・デビットカードの手数料が完全無料ではなく、発生するケースもありきちんと確かめることが重要です。
出金方法は海外銀行送金、クレジットカード・デビットカード、オンラインウォレットがあり、それぞれ手数料の金額や仕組みが異なります。
このため、入金と同様に出金の際にも手数料がかかってくるため、XMで取引する前に確かめて損をしないように最適な方法を決めるようにしましょう。
クレジットカード・デビットカードの場合
XMの出金にかかる手数料はクレジットカード・デビットカードの場合はかかりませんが、条件があるため確かめて使う必要があります。
その条件は「入金した金額と同額の出金」になり、超えた金額は海外銀行送金ですることが必要です。
このため、利益を出した場合は海外銀行送金でかかるリフティングチャージが発生し、約2,000円から4,000円程度になります。
以上のように、XMで利益を出した場合はクレジットカード・デビットカードでも手数料がかかり、その金額を下回れば実質的にトレーダーが損する状況です。
このため、出金するタイミングは大きい利益を出した場合に行い、手数料の割合をなるべく減らすように考えないといけません。
海外銀行送金の場合
XMで出金する際に海外銀行送金を選ぶと手数料が発生し、中継銀行でのリフティングチャージと国内銀行での受取手数料がかかります。
このため、利益が少ないと差し引かれる金額の割合が高くなり、なるべく増やしてから出金しないともったいなくなります。
ちなみに、XMにおいては利益分の出金は海外銀行送金で扱われ、まとまった金額でないと逆効果です。
また、リフティングチャージや受取手数料は金融機関で異なりますが、合計でおよそ2,000円から4,000円になります。
このため、利益を出してすぐに出金すれば手数料がかかり赤字になるケースも有り、きちんと考えないといけません。
また、手数料は金融機関の状況で変わってくるため、最新の情報を確かめ出金のタイミングを決めることが大事です。
オンラインウォレットから銀行に出金する場合
オンラインウォレットを通じて出金する場合は、XMから出金する方法は手数料が無料になります。
しかし、オンラインウォレットからトレーダーの銀行口座の流れで出金する場合は手数料がかかり、それぞれの金額を確かめることが大事です。
ビットウォレットは一律で777円の手数料になりますが、STICPAYは出金額の2.5%と600円を合わせた金額になります。
このため、利益が7,080円以上でSTICPAYのほうが手数料がかかるため、出金方法はビットウォレットにすることをおすすめします。
また、STICPAYを選ぶと海外送金手数料と同程度の出金手数料がかかるため、オンラインウォレットはビットウォレット一択だと考えれば良いかもしれません。
4.スリッページに伴うコスト
注文の発注時と実際にされるレートは必ずしも同じではなく、この差額分がスリッページと呼ばれます。
例えば、ドル円相場で買いポジションで注文時レートが100.00円で、実際のレートが100.01円の場合の状況です。
この場合はトレーダー側が0.01円分の損していることになり、スリッページコストと呼ばれています。
ただし、XMの場合は平常取引であればスリッページコストはほとんど発生しないため、発注通りに注文が執行されるのが特徴です。
XMは、すべての取引で99.35%が1秒以内に執行される約定力が高いのが魅力です。
しかし、経済指標発表時などは値動きが激しくなり、高確率でスリッページが発生します。
その理由は注文が殺到するためで、この傾向はXMに限らず国内外のFX業者にあります。
このため、イメージ通りに手堅くトレードするためには経済指標発表時などのイベントを避け、最適なタイミングで取引することが大事です。
5.マイナススワップポイント
スワップポイントは業者が各国の政策金利の差を参照して独自に定めた数値になり、マイナスになれば手数料として支払う必要があります。
ちなみに、金利が高い国の通貨を売り、低い国の通貨を買うポジションの場合になり、スワップポイントを支払う仕組みです。
また、スワップポイントは通貨ペアやエントリーポジションによって異なり、支払いは取引ツールの表示時間で日付が変わる瞬間になります。
一例を挙げると、政策金利が日本で0.1%、アメリカで2.5%の場合、ドル円のショートポジションではスワップポイントの支払いが必要です。
逆にロングポジションではスワップポイントを受け取れ、XMでは8.58になり1ロットの取引であれば858円になります。
ちなみに、スワップポイントが発生する条件は日をまたいでポジションを保有することになり、支払いたくなければ持ち越さないようにすることで対策できます。
ただし、取引ツールの表示時間は日本時間ではなく、7時間(夏時間は6時間)の時差があり、意識してトレードする必要があります。
XMで手数料がかからないケースもある!
XMでは手数料がかからないケースもあり、始める前に確認すると手軽に利用できて便利です。
ちなみに、手数料がかからないケースは以下の4つがあり、取引や入出金しない限りは徴収されないようになっています。
- リアル口座の新規開設や登録入会時
- デモ口座を利用する時
- 年会費や口座維持費
- MT4やMT5のプラットフォームの利用料
1つ目はリアル口座の新規開設や登録入会時で、すぐに取引しない場合でも準備しておくと便利です。
2つ目はデモ口座を利用するときになり、リアルでトレードする前に練習してから始めることもできます。
3つ目は年会費や口座維持費になり、トレードしない場合でも一応作ってみようと考えている場合にすることも可能です。
4つ目はMT4やMT5のプラットフォームの利用料で、取引または入出金しなければ手数料が発生しません。
このようにXMでは、手数料がかからないケースがあるため、事前に手数料がかかる場合や掛からない場合を把握しておきましょう。
XMの手数料まとめ
XMの手数料は利益から差し引かれるためなるべく少なくしたいものですが、スプレッド、入金、出金、スリッページ、マイナススワップポイントで発生します。
- XMでは手数料がかかるケースが5つある
- XMでは手数料がかからないケースもある
このため、それぞれの仕組みを確かめないと思わぬ損をすることになり、最適な方法を決めることが大事です。
また、海外FXは手数料が発生するものだと考えないといけませんが、金額が大きくなれば利益を出しても赤字になります。
このため、頻繁に取引して利益を積み重ねるためには手数料が発生するタイミングを理解し、なるべく避けるよう意識してトレードすることが重要です。
基本的に1回の手数料は安いと考えがちですが、回数が増えるとその分多くなると認識しないといつの間にか損していることがあるため注意が必要です。