XMTrading(エックスエムトレーディング)は日本語サポートの充実やゼロカットシステムの採用などにより、日本でも非常に人気の海外FX業者です。
ではそんなXMのスプレッドは、他社に比べどの程度なのでしょうか。


この記事では、XMのスプレッドについて徹底解説していきます。
- XMの通貨ペア別スプレッド
- XMのスプレッドの特徴
- XMのスプレッドに対するトレーダーの評判や口コミ
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XMの通貨ペア別スプレッド一覧
XMでは特徴の異なる3種類の口座タイプが提供されています。
まずは、各口座タイプの通貨ペア別スプレッドを見ていきましょう。
通貨ペア | スタンダード口座・マイクロ口座 | XM Zero口座 | スタンダード口座とXM Zero口座の実質スプレッド比較 |
---|---|---|---|
USDJPY | 1.6pips | 0.1pips (1.1pips) | 1:0.69 |
EURJPY | 2.3pips | 0.4pips (1.4pips) | 1:0.61 |
GBPJPY | 3.6pips | 1.2pips (2.2pips) | 1:0.61 |
AUDJPY | 3.3pips | 1.2pips (2.2pips) | 1:0.67 |
NZDJPY | 3.0pips | 2.0pips (3.0pips) | 1:1 |
EURUSD | 1.7pips | 0.1pips (1.1pips) | 1:0.65 |
GBPUSD | 2.1pips | 0.2pips (1.2pips) | 1:0.5 |
AUDNZD | 4.0pips | 1.7pips (2.7pips) | 1:0.68 |
上記の通りスタンダード口座とマイクロ口座では、スプレッドはやや広めです。
一方、XM Zero口座では平均スプレッドが非常に狭く、手数料を加味しても他の2つの口座よりスプレッドは狭くなっています。
NZD/JPY(NZドル/円)では差がありませんが、その他のペアでは3~4割ほどスプレッドが狭くなっていることが分かります。
最大レバレッジなどに差はありますが単純にスプレッドだけを比較すると、スタンダード口座やマイクロ口座ではスプレッドがやや広く、反対にXM Zero口座は非常に優秀なスプレッドの口座タイプと言えるでしょう。
海外FXにおけるスプレッドとは?
そもそも海外FXにおいて、スプレッドとは何を指すのでしょうか。
FXトレードにおいてスプレッドとは、取引通貨ペアの売値(Bid)と買値(Ask)の差を意味します。
例えばUSD/JPY(米ドル/円)の売値が120.350円で買値が120.354円の場合、その差は0.004円=0.4銭でスプレッドは0.4となります。
通常、このスプレッドが実質的な取引手数料となるため、スプレッドが狭いほどコストを抑えたトレードが可能です。
特に海外FXでは、国内FXと比べてスプレッドが広めに設定されているのが特徴です。
したがって、スキャルピングのように短時間でトレードを繰り返し、小さな利益を積み重ねていくような戦略は不向きと言えます。
海外FXでは、豪華なボーナスキャンペーンやハイレバレッジをかけてのトレードが魅力ですが、キャンペーンなどの充実した取引環境が用意されていることも広めのスプレッドになる要因として挙げられます。
XMのスプレッド3つの特徴
ここからは、XMのスプレッドの特徴について解説していきます。
XMのスプレッドには以下のような特徴があります。
- 変動制スプレッドを採用している
- XM Zero口座は極狭スプレッドの口座タイプ
- フラクショナルピップ価格の提供
順番に詳しく解説していきます。
1.変動制スプレッドを採用している
スプレッドには固定スプレッド制と変動スプレッド制の2つがありますが、XMでは変動スプレッド制を採用しています。
売値や買値は常に変動しており、このレートの変動に合わせてスプレッドが縮まったり広がったりするのが変動スプレッド制です。
一方固定スプレッド制とは、レートが変動している間もスプレッドを一定に保ちます。
変動スプレッド制では相場が大きく動く状況でスプレッドが広くなる可能性がありますが、通常時では固定スプレッド制よりも狭くなるため、平均するとコストを抑えてトレードできます。
固定スプレッド制では、相場の変動リスクを見越してその分コストが上乗せされており、スプレッドの設定が広めになっているのです。
平均すると比較的狭いスプレッドでトレードできる変動スプレッド制ですが、取引量が少ない時間帯ではスプレッドが広がりやすくなります。
例えばニューヨーク市場がクローズしている日本の早朝の時間帯などは、取引量が少なくスプレッドも広がりやすいため、トレードする時間帯には注意が必要です。
下の画像は2022年7月27日午前6時半のスプレッド情報です。

XMではトップページでリアルタイムのスプレッドを公開していますが、上記画像を見てもスプレッドが非常に広くなっていることが分かります。
下記画像は、同じ日の午後6時半のスプレッド情報です。

上記画像を見るとスプレッドの幅は朝方に比べるとかなり狭くなり、比較的冒頭で紹介したスプレッドの値に近くなっていることが分かります。
このように時間帯や取引量に応じてスプレッドは大きく異なるので、なるべく取引の盛んな時間帯を狙うなど、有利なスプレッドを狙うようにしましょう。
2.XM Zero口座は極狭スプレッドの口座タイプ
国内FXに比べてスプレッドが広めな海外FXの中でも、XMのスプレッドはやや広めとなっています。
ただし、XMでは最小0pips~と極狭スプレッドが特徴のXM Zero口座を提供しています。
冒頭で紹介したスプレッド一覧の通り、人気のUSD/JPYでは0.1pipsという非常に狭いスプレッドでトレード可能です。
ただしXM Zero口座では、1ロット(100,000通貨)分のトレードにつき往復10通貨、10ドルの取引手数料がかかってしまいます。
この取引手数料を加えても、スタンダード口座やマイクロ口座よりスプレッドは抑えられるため、XM Zero口座はスプレッド重視のトレーダーには非常におすすめです。
3.フラクショナルピップ価格の提供
XMではさまざまなリクイディティプロバイダー(LP)から、最もメリットのある価格を得るために、フラクショナルピップ価格の設定を提供しています。
ピップはFX通貨ペアの最小の価格変動単位を表します。フラクショナルピップとはピップよりも更に小さい小数点の桁を指します。
通常ピップスは通貨ペアの小数点第4位の値動きのことを指しますが、フラクショナルピップはその更に1桁下、小数点第5位の値動きのことをいいます。
このフラクショナルピップにより、より細かい売値と買値がトレーダーに提供され、ごくわずかな価格の変動からも利益が狙えます。
フラクショナルピップ価格の提供により、より正確な価格とよりタイトなスプレッドで取引が可能となっています。
XMのスプレッド評判
それでは実際にXMを利用しているトレーダーは、XMのスプレッドをどのように感じているのでしょうか。
ここからはXMユーザーの、スプレッドに関する口コミや評判を紹介します。
実際にXMを利用しているトレーダーからも、XMのスプレッドは他社に比べ高いという口コミが多く見られます。
特にハイレバレッジをかけてスキャルピングしたいトレーダーには、スタンダード口座やマイクロ口座のスプレッドはかなり厳しいようです。
こちらはXM Zero口座を利用しているトレーダーのツイートです。
やはりXM Zero口座では比較的スプレッドが狭く、スプレッドを気にしているトレーダーからは人気のようです。
こちらもXM Zero口座に関するツイートです。
スプレッドは時間帯や取引する通貨ペアによっても異なります。
スプレッドの狭い通貨ペアを見つけられれば、ハイレバレッジをかけたスキャルピングでもメリットがあるのでおすすめの戦略です。
こちらのツイートでは、スキャルピングする際のスプレッドについて言及しています。
XM Zero口座はスプレッドも狭くスキャルピングに向いていますが、トレードでXMP(XMポイント)がもらえません。
トレードでXMPが貯まっていくのもXMのメリットであるため、XM Zero口座ではXMPがもらえないのは残念です。
こちらのトレーダーはXMのスプレッドは確かに広いものの、それに見合うメリットもあるということをツイートしています。
スプレッドが他社よりも高いXMですが、最大1,000倍のハイレバレッジトレードができ、ゼロカットシステムの採用により証拠金以上の損失が出ないため借金を抱える心配がありません。
加えて、他社にはない豪華なボーナスキャンペーンを開催しているため、手数料であるスプレッドをある程度カバーしながらトレードが可能です。
スプレッドだけでなく、海外FXを利用するメリットやサポート体制などを総合的に比較し、トレードするFX業者を選ぶことが重要です。
まとめ
この記事では、XMのスプレッドに注目して解説してきました。
- XMのスプレッドは比較的広めの設定になっている
- XM Zero口座は手数料がかかるものの、それを加味しても狭いスプレッドでトレードできる
- XMは変動スプレッド制を採用しているため、タイミングによってスプレッドは異なる
- スプレッドは広めだが、それを補うメリットも存在する
XMは他の海外FX業者と比べてスプレッドは広めですが、安心の完全日本語サポートや豪華なボーナスキャンペーンの開催により、初心者でも海外FXデビューしやすい環境が整っています。
スプレッドが広めであることを頭に入れておきつつ、新規口座開設キャンペーンや入金キャンペーンなどのお得なボーナスを利用しながら、資金効率よく海外FXにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。