値動きの激しいFX業者を利用する上で最も怖いことが、想定とは逆の値動きにより損失を抱え、口座残高がマイナスとなり証拠金を追加で納めなくてはならない追証が発生する事態です。
追証が発生することで、大きな負債を抱えてしまい、再起不能になることがFXで最も恐ろしく避けるべき行為とされています。
XMでは、追加証拠金が発生しなくなるゼロカットシステムを採用しているため、FX初心者の方でも借金の心配がなく安心して利用できます。
そこで本記事では、XMのゼロカットシステムや適用されるタイミングや対象条件などを徹底解説します。
- XMではゼロカットシステムが採用されているのか
- 海外FXのゼロカットシステムについて
- XMのゼロカットシステムが発動するタイミングやルール
- XMのゼロカットシステムが発動しないケース
もくじで見る
XMはゼロカットシステムを採用している?
XMでは、ゼロカットシステムを採用しています。
そこでここでは、XMが採用しているゼロカットの関連情報を詳しく解説します。
口座残高がゼロになるところまでリセットされる
XMで相場が想定と逆の方向にふれてしまった際、大きな損失を抱えて口座残高がマイナスとなった場合は、口座残高がマイナスからゼロにリセットされ、マイナス分はXM側が補填します。
XMでは、ゼロカットシステムを採用していることにより、万が一利用者が大きなマイナスを抱えて口座が自動的にロスカットされてしまっても、追加証拠金義務が発生しないというメリットがあります。
ゼロカットシステムを採用していない業者では、急激な相場変動によりマイナス200万円で自動的にロスカットされた場合、追加証拠金を納める義務が発生し、200万円を支払わなくてはなりません。
しかしXMではゼロカットシステムにより、口座残高がマイナスの状態で自動ロスカットされても、利用者がマイナス分を支払う義務が発生しません。
商品取引・仮想通貨取引などもゼロカット適用
XMでは、FX通貨ペアの取引だけでなく、XM内全ての取引商品においてゼロカットを適用しています。
ここでの全ての取引は、FX取引・貴金属・エネルギー・コモディティ・株式指数であり、これら全ての取引商品においてXMではゼロカットを適用しています。
そのため、どの金融商品でも攻めたトレードが可能という魅力があります。
設定なし・回数制限なしで適用される
XMが採用するゼロカットシステムは、全ての利用者に平等に適用されるため、設定や回数制限が設けられていません。
また、ゼロカットが適用されるための特別な手続きも必要なく、XM口座であれば50回でも100回でもゼロカットシステムが適用され続けます。
世界的暴落時でも適用された実績がある
ゼロカットシステムを採用しているFX業者は多数ありますが、実際に執行されなければ意味がありません。
XMでは、2015年に発生した「スイスフランショック」でユーロの価格が暴落した際、利用者の多くが損失を抱えることになってしまったタイミングであっても、このゼロカットシステムが採用されたことで、利用者に追加証拠金を求めることなく口座マイナス分をゼロベースまで戻した過去の実績があります。
ゼロカットとは?
ゼロカットとは、利用者の意図しない方向へ大きな相場変動が発生し口座残高がマイナスになった場合、業者が利用者口座のマイナス分をカットして損失をゼロベースまで戻すことを指します。
これにより、利用者は仮に大きな損失が発生する事態に遭遇したとしても、発生したマイナス分の証拠金を追加で納める必要がないため、負債を抱えずにリスタートができるというメリットがあります。
XMのゼロカットシステムが発動するタイミング・ルール
XMのゼロカットシステムが発動する条件は1つしかありません。
XMでゼロカットが発動するタイミングは、有効証拠金も残高もどちらもマイナスに陥った場合だけシステム的にゼロカットが執行されます。
口座残高に加え、ボーナス±含み益/含み損のことを指します。
有効証拠金は口座残高に加え、ボーナス±含み益/含み損で計算されるので、ポジションによって含み益がでている場合や、獲得ボーナスによって口座残高がプラス圏で推移しているうちはゼロカットが発動されません。
XM口座にボーナスや含み益が発生している場合は、ゼロカットシステムが発動されないので、事前にポジションなどをチェックしておく必要があります。
XMのゼロカットシステムが発動しないケースとは?
XMのゼロカットシステムが適用されないケースは3点あります。
- XMの複数口座間での両建て取引
- XMと異なるFX業者間での両建て取引
- 複数人による組織的な両建て取引
- 特定通貨のリスク回避を目的とした複数口座間での両建て取引
ゼロカットが適用されないことによるマイナスが発生した場合は、大きな損失を利用者が抱えることに繋がり、追加証拠金を納めなくてはなりません。
XMの禁止事項に触れることで、ゼロカットシステムが発動されないことが分かっています。
そこでここからは、XMでゼロカットシステムが発動しないケースを具体的に紹介します。
1.XMの複数口座間での両建て取引
XMでは、XM内の複数口座間をまたぐ両建て取引を禁止しています。
XMでは、同一名義で最大8口座まで口座開設が可能ですが、それぞれの口座では同じ方向でのポジションをとっていないと規約違反となり、ゼロカットシステムが発動されません。
そのため、XM内で複数口座を利用している場面において、意図せずとも別の注文にてXMが定める規約違反となる両建てを起こしているケースではゼロカットシステムが発生しません。
XM内で複数口座を所有している場合は、各口座ポジションの方向をあらかじめチェックしておく必要があります。
万が一両建てポジションを形成していた場合は、ゼロカットが適用されない場合があるためポジション解消などの調整が必要です。
2.XMと異なるFX業者間での両建て取引
XMでは、XM内外問わず両建て取引を禁止しています。
XM口座内での別口座内での取引はもちろん、XM外にある他のFX業者でも同様に両建てポジションとなる取引を禁止しています。
FX業者間でお互いの取引履歴や顧客情報を共有しているため、FX業者をまたいでの両建ては、取引禁止事項によるペナルティを受ける可能性があるので注意しましょう。
XM以外でもFX口座を利用している人は、各業者での取引が両建てポジションになっていないかチェックしておく必要があります。
仮に両建てポジションを形成してしまっている場合は、万が一の場合にゼロカットが適用されない可能性があるため、ポジションを修正しておくか解消しておくなどの対策が必要です。
3.複数人による組織的な両建て取引
XMでは、複数人による両建てポジション取引を禁止しています。
偶然にもXMで知人や友人と逆のポジションを立てている場合であれば、問題になるケースはありません。
しかし、明らかに不自然な利益が発生している場合は、XM側が組織的な両建て取引と判断し、ペナルティが課せられるケースが発生してしまう場合があります。
XMの定める疑わしき行為とみなされ規約違反にならないように、あらかじめチェックしておくことをおすすめします。
4.特定通貨のリスク回避を目的とした複数口座間での両建て取引
XMでは、特定通貨のリスク回避を目的とした複数口座間による両建て取引を禁止しています。
XMで英ポンド/スイスフランでの買いポジションを立てた状態で、英ポンド暴落に備えて別口座で英ポンドの売りポジションを立てることで、XMが禁止している両建て取引となってしまいます。
その場合、意図しない場合であっても規約違反とみなされゼロカットされない可能性があります。
また、XMでの裁量口座で保有しているポジションに対し、EA(ミラートレード)では利用者の意図とは別に両建てポジションが発生してしまうケースがあるため、既存ポジションを解消しておくなど事前に対策を講じておく必要があります。
XMのゼロカットについてよくある質問
XMによせられる、ゼロカットシステムについての質問はどのようなものがあるのでしょうか。
ここからは、XMのゼロカットについてよくある質問と回答をまとめたので1つずつ紹介します。
XMでゼロカットされるとボーナスは消滅しますか?
XMでゼロカットされた際に保有していたボーナスは、マイナス分の補填に活用されます。
XMでは、ボーナスを全て口座マイナス分補填として使った上で、それでも更に不足している場合は口座残高をゼロベースまで戻してからリスタートとなります。
ゼロベースに戻した上でボーナスが余っている場合は、その余剰分が口座に残りボーナスとして活用できます。
XMでの有効証拠金とは、口座残高+ボーナスと±含み益/含み損を指し、有効証拠金がプラス圏ではゼロカットされないため充分に注意が必要です。
ゼロカットされたことによりボーナス自体は消滅せず、ゼロカット後の補填に使われたポイント残高によって口座に残る場合があります。
XMのゼロカットはいつ執行されますか?
XMでは対象となる同社の口座に対し、口座資金に対して何らかのアクションをした時にゼロカットが執行されます。
ゼロカットされるタイミングは、同社の口座資金に対してアクションを起こさない限り、XMによる任意のタイミングによって執行されることになります。
逆を言えば、有効証拠金がマイナス圏となっているタイミングで、XM内に保有している口座資金に対して何らかのアクションを起こすことにより、同社によるゼロカットのタイミングを早められます。
一方、XMでポジションを保有していない場合は、同社の口座に追加入金アクションを取らずとも自動的にゼロカットされる場合もあるため、事前に口座残高チェックが必要です。
XMのゼロカットが反映されるより前に入金しても問題ありませんか?
XM口座への入金するタイミングは、ゼロカットが反映される前でも後でも変わりません。
XMでは、仮に口座残高がマイナス圏となってしまい、ゼロカットされるタイミングよりも前に資金を入金しても、口座残高がゼロから入金されたものと見なされてからスタートとなります。
本来であれば、XM口座でマイナス分を補填してからスタートせざるを得ない状態でも、ゼロカットシステムを採用している同社では、マイナス圏からのスタートとならず、口座残高を一旦ゼロに戻してからの入金があったものとして見なされます。
そのため、仮にゼロカットされた後の口座でも、ゼロカットされる前の段階でも、利用者による任意のタイミングで入金しても問題ありません。
XMのゼロカットはどの口座タイプに対応してますか?
XMでは、3種類全ての口座タイプにおいてゼロカットを採用しています。
ゼロカットは、同社が提供している3つある各口座とも共通で適用され、手続きや設定が一切不要です。
またXMではゼロカットには回数制限がなく、有効証拠金がマイナス圏となったタイミングでゼロカットが自動的に執行されるため、システム執行を利用者が気にかけることなくトレードが可能です。
よって、XMの口座であればどの口座タイプであってもゼロカットの対象となります。
XMの口座残高がマイナスでもゼロカットが反映されません。
XMでのゼロカットは、原則として有効証拠金がマイナス圏となった場合にのみ執行されます。
有効証拠金はXM内にある口座すべての残高に加えて、ボーナスと含み益/含み損の合計で計算されます。
XMのポジションによって含み益があるタイミングや、ボーナスの合計によって口座残高がプラス圏であるうちは、ゼロカットシステムが執行されることはありません。
XMのゼロカットは、有効証拠金がマイナス圏におちいった場合、ゼロカットが適用されればマイナス圏からではなく、ゼロベースまで戻されてからスタートできるための救済策として考えておくようにおすすめします。
ゼロカットが反映されていない場合は、有効証拠金がプラス圏である場合や、口座間による両建てポジションをとっていないかなどといった、規約違反をおこしていないかをチェックすることをおすすめします。
まとめ
XM利用者にとってプラス面しかないゼロカットシステムは、大きなメリットとなるサービスであるということがわかりました。
- XMゼロカットシステムを採用している
- XMのゼロカットシステムは設定や回数制限がない
- 世界的暴落時でもゼロカットシステムが適用された実績がある
- 有効証拠金も残高もどちらもマイナスに陥った場合だけ、システム的にゼロカットが執行される
XMが採用するゼロカットシステムは、誰でも回数無制限で特別な手続きが必要なく適用されます。
また、XMであれば一度マイナスとなりゼロカットされた口座でも、ゼロから復活できることに加えてゼロカットが繰り返し適用されるため、負債を抱えることなくFX投資を続けられるというメリットがあります。
FX取引で発生しやすい大きな相場変動時のマイナスも、ゼロカットシステムがあることで追加証拠金を入れなくてはならないといった不安に恐れることなく取引が可能です。
海外FX業者を利用したいけど、損失を被って借金を背負いたくないという人にとって、ゼロカットシステムを採用しているXMは全てのトレーダーにおすすめできます。